奈良井宿の街並み 2 連子格子とお地蔵さん 2009-11-30 05:25:52 | 絵画 間隔の狭い連子格子は防犯目的というよりは外から家の中を覗かれないようにというプライバシーを守るのが主目的なのだと思う。細い木の格子など簡単に叩き壊せだろうと思うからだ。安全を守ってくれるのならこの下の写真のお地蔵さんにお願いしたおく方が安心だったかもしれない。 でもこのお地蔵さんは小型のばかりだから、心ならずも間引きされた子供の供養に建てられたものなのかもしれない。私は長閑に観光しているけども、この宿場にも悲しい、あるいは悲惨な歴史もあったに違いない。 ">
奈良井宿の街並み 1 2009-11-29 07:06:20 | 国内旅行 奈良井宿はご覧のように静かな佇まいで現に人が住んで生活している生きている町です。遺跡とか観光施設という位置付けには当てはまらないから、観光客としてはずかずかと踏み込むということははばかられます。ちょっとお邪魔させて戴きますがよろしいでしょうか?という謙虚な気持ちを持っていないとそこで暮らしている人には申し訳ないです。 宿場の中にはしもたやも多く、その人たちにとっては観光客なんて迷惑な招かざる客なのですからその辺はしっかり心得ていなければなりません。 ">
木曾街道 3 奈良井宿由来 2009-11-28 07:39:10 | 国内旅行 奈良井宿には驚くほど多くの昔のままの建物が残っている。 案内板に記載されている家を数えてみると何軒あるのかわかるから、お暇のある方は数えてみてください。 緩やかな坂に沿って両側に並んだ昔のままの家並みは江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚になる。 木曾街道の宿場町では妻籠や馬篭が有名であるが、余りにも観光地化されていて興醒めしてしまうが奈良井宿は今売出し中でさほど観光化してはいないから、行くなら今の内がいいと思う。奈良井宿も着々と観光客受け入れの為の工事が進められているから妻籠や馬籠並みになってしまうのも時間の問題だと思う。 ">
木曾街道 3 奈良井宿 入り口看板 2009-11-27 13:17:23 | 絵画 木曾街道奈良井塾は現在の中山道木曽路国道19号線からは川を挟んで反対側になっているから町並みは車公害からは影響を免れている。 この看板は19号線から奈良井宿に入るところに立っている。橋の名前が権兵衛橋となっているのは往事は権兵衛街道と木曽路との追分けに架かっていたからかもしれない。この橋を渡って奈良井宿に入ることにした。 ">
贄川宿の立派な建物 2009-11-26 11:22:41 | 国内旅行 贄川塾にはまだ古い立派な建物が何軒か残っている。 この間口の広いお屋敷もそうだ。宿場町は概して間口が狭く奥行きの深い家並みが多いのだが、贄川宿のこの家はこんなに広い間口を有している。往時は余程の有力者の屋敷だったのだろう。 街道から少し奥まったところには、土蔵が残っていた。この土蔵もきれいな白壁を保っていて所有者の心意気が感じられる。 ">
贄川宿深沢家住宅 2009-11-26 05:38:12 | 国内旅行 深沢家は贄川宿でも由緒あるお宅でこんな看板も出ていました。 これだけの家を維持するのは大変なご苦労があると思いますが、古いものを保存したいという情熱がこうした家を残しているのだと思います。 贄川塾は観光化されていないから私も落ち着いて宿場内を散策できました。 ">
贄川宿の町並み 2009-11-25 06:52:24 | 国内旅行 贄川宿は観光地化されていないごく普通の田舎町です。歴史ある建物も何軒か現存しています。 その中の一軒がこの家です。 漆塗りを生業にしているようですが、客はもちろん居ないし、仕事をしている気配もありません。とにかく静かな落ち着いた町で昔の賑わいはまるでありません。 といっても私が昔の賑わいの様子を知って居るわけではありません。街道筋の宿場町だからたぶん昔は大勢の人が往来して賑わっていたのだろうと想像したのです。 貧乏旅行だから漆塗りの本物の漆器を買うような贅沢は出来ませんから、物欲しげな顔で(鏡を見たわけではないですが、多分もの欲しげな顔つきになっていたと思うのです。)店先から覗いてみただけです。 建物も綺麗に手入れされているから、漆器作りの仕事は順調なのかも知れません。 ">
贄川宿関所跡 2009-11-24 08:23:57 | 国内旅行 贄川宿関所跡にはそれらしい建物がありました。これが往事のものなのか再建されたものなのか定かではありませんが、中に入って確かめようとしても、入り口には鍵がかかっているし発券所にも人影はありません。月曜日だから休館なのかもしれませんがそのような表示もありません。 来訪者は少ないだろうから近所の家で管理しているのかと付近を見渡してもそれらしい気配もありません。 休館札を掛け忘れたのか、当初からそんなことは考えていないのか、いずれにしてもアバウトなことです。中を覗くといろいろおもしろそうな展示もあるのに残念でした。 ">
贄川宿 2009-11-23 13:48:32 | 国内旅行 贄川宿は木曾街道二番目の宿場です。 ここには関所があって今でもかっての場所に関所の建物があります。おそらく再現されたものだろうと思いますが、資料館になっていて入るには入場料が必要です。 私も入ろうと思ったのですが、入り口には鍵がかかっていて入れません。発券所にも人がいないから月曜日だったから休館なのかもしれませんがその表示もありませんでした。 あまり訪れる人もないからノンビリ構えているのでしょう。こんな事に腹を立てるよりは些細なことに拘らない土地柄なんだとこちらも鷹揚に対応する方が精神衛生にもいいと思いました。というわけで写真は次回外観だけを掲載致します。
これより木曽路・桜沢宿 2009-11-22 01:08:04 | 国内旅行 伊那から木曽路に出る権兵衛トンネルを出たところで右(長野方面)に曲がるとこの木曽路の始発点にでます。 どうせ木曽路をたどるなら始めの宿場からと思ったからです。こんな看板があるとは思わなかったから拾いものをしたような得した気分での木曽路探訪になりました。 木曽路一番目の宿場は桜沢宿です。桜沢宿にはこの一軒だけが残っていました。 由緒ありげな家ですから近寄ってみたら「明治天皇の御座所」であるとの石柱が立っていました。地方を旅しているとよくこの明治天皇の御座所だという標識があります。交通網が未発達だった明治の世に良くもこうマメに行幸されたものだと感心してしまいます。おそらく徳川幕府から明治維新への過渡期、民心を掌握する必要からせっせと全国行脚を続けたのでしょう。ご苦労なことです。 ">
権兵衛トンネル 2009-11-21 07:50:29 | 国内旅行 伊那から木曽へ抜けるには以前は権兵衛峠越えの難所の山道であったが、権兵衛トンネルが開通してからは伊那から木曽への 道程は30分もかからないで往来できるようになった。 私は写生行でずいぶん無駄な道路を見てきている。ほとんど車の通らない山道が高速道のような高規格で作られていたりするのを見ると前政権と土建業者の癒着、腐敗が目に余ると憤慨していたものだが、この権兵衛トンネルは交通量も多く地域発展に貢献していると思う。 私もこの権兵衛トンネルが無かったら高遠から木曽へ足を伸ばす気にはならなかったろう。
秋の色 2009-11-20 04:56:43 | 国内旅行 道ばたで見つけた秋の色です。 栗のイガには実は入っていませんでしたが、きっと小動物が巣穴へ持ち込んだのでしょう。石垣に張り付いてる蔦の葉もしっかり秋化粧しています。 昨日甥から初雪が降ったとメールがありました。 ">
絵になる景色 2009-11-19 07:32:57 | 国内旅行 こうゆう構図は絵にしやすい景色です。勿論このままではなく、自分なりにデフォルメしたり、有るものを消したり、無いものを描き加えたりの操作は必要ですが、道がカーブして奥に延びているという景色は奥行きを表現しやすいし、近景・中景・遠景が程良く重なっていたりすると、描いてみたいな!と絵心を誘われるのです。勿論描く人の好みは様々ですから、私の好ましい構図が他の人にも当てはまるという訳ではありません。山室にはあちこちに絵になりそうな場所があります。秋・冬・夏とそれぞれ面白い作品が出来そうな予感がします。いずれ作品にしてお目にかけたいと思っています。 ">
高遠・山室地区 2009-11-18 05:36:13 | 国内旅行 高遠市中心部は鉄道の駅はないもののかなりの繁華街を形成している、駅と書いてあるから鉄路はないはずなのにと思いよく見るとバスターミナルの事だった。 そこから10km以上離れている山室になると本当に寒村といった風情だ。 の人が何を生業にしているのか不明だが、これといった産業はないようだ。 自然の豊かさと人々の大らかさは貴重に感じられる。前項で書いたように雀蜂の大きな巣をそのままにしておく心のゆとりというか自然の中に溶け込んでいる暮らし方は得難いものだ。鹿やイノシシ避けの電気柵なんてオドオドしいものは見かけない。奴らにも生きていく権利があるからと受け入れているのだろう。運の悪いイノシシや鹿(時には熊も)は漁師の獲物となってに人にジビエのご馳走になってくれる。
お向かいさんの家 2009-11-17 05:37:46 | 国内旅行 妹の家のお向かいさんの二階軒先に大きな雀蜂の巣があります。私も近くを歩いているときに足下に大きな蜂が体より大きな虫を銜えて虫が重くて飛び立てずにジタバタしている雀蜂をうっかり踏みつけそうになりました。 この雀蜂の巣は現役バリバリの巣です。周りに蜂が飛び交っていました。普通旅館や飲み屋さんなどで見かける雀蜂の巣は主のいない空き家の巣を飾っているのですから危険はありませんが、現役の巣を軒先に付けているいるのは初めて見ました。この辺の人は蜂と共存しているようで人間が何か仕掛けなければ蜂も命がけの攻撃はしないもののようです。 福岡で雀蜂の天ぷらを食べたこともあるので、私はこの現役の巣を見て、怖さよりも食欲を感じました。雀蜂の揚げ物、結構いけるんですよ! ">