セクションの雰囲気を確かめます。
これは休日の昼に撮った写真です。照明がないので、より自然な色になっているはずですが、うちのデジカメがボロなのか、なんとなく青っぽくなってしまいました。
給炭塔周りは、このセクションの重要な見せ場です。まだ、ディテールがついていないので、殺風景ですが、ストラクチャーの配置は悪くないようです。
この辺りは、今後、アッシュピットまわりに灰が広がり、山積みの灰もできます。かなり白っぽくなるでしょう。
ターンテーブルから機関庫までは、油が地面に浮いていますので、そのあたりの表現が検討課題です。
機関庫前に機関車を置きます。昼間なので、部屋の窓からの光がさし込んで、機関庫の窓から庫内に光が入ります。ムム…結構いいかも…
少し拡大するとこんな感じ。ディテールがないので、やはり殺風景ですが、庫内の窓や柱がつくる影に、枯れた味わいを感じてしまいました。わびさび?庫内にたたずむ古典機なんていいな。やっぱり夕鉄の6号機(B6)を作ろうかな。
全体の構成はまずまずと判断して、前に進みます!
後の丘に草木を生やします。
こんな感じの丸坊主の丘に草木を生やします。特別手入れされている様な場所ではなく、雑草や灌木が自由に生えている場所です。実は、こういう人工的な庭ではないような場所の表現が、レイアウトでは一番難しいところです。逆に防風林とか牧草地とかのような人の手が入った場所は整然としているので簡単です。
下草はウッドランドシーニックのフォーリッジのシートを使いました。木工用ボンドで貼り付けます。色は黄緑が基本です。北海道の植物は基本的に黄緑色です。もっと深い緑の草は天然にはほとんど存在しません。北国だからでしょうか?それだけだと、平面的に単調になるので、そのうえにウッドランドシーニックのコースターフを盛ったり、振りかけたりします。中央部は灌木が多くなっています。
灌木は様々な種類の木が入り乱れています。そこで、2種類の材料を使いました。ごちゃごちゃしているところは、ファインリーフ・フォーリッジを使います。これは、適当に切り取ると灌木の様な枝ぶりになるものです。ただ、これだけだと、葉っぱの感じがややボテッとするので、このうえに、エコーのスーパージオラマツリーを適宜差し込んで枝ぶりの感じを出します。
色々な材料を使っているの、色調がばらばらです。そこで、仕上げに水性塗料の艶消し緑をコンプレッサーで吹き付けます。これは全体が落ち着くぐらいでいいのです。さて、いかがでしょうか?
機関車を前に置いて感じを確かめます。
機関庫前です。
機関車をターンテーブルにのっけて、悦に入ります…
次からは、楽しい楽しいディテールアップ!アクセサリーなど自作しながら楽しみます。
もちろん、のんびりと…
情景テクスチャー塗料の上からウェザリングします。
ちょっと珍しい方法ですが、エコーのウェザリングブラックを短く切った幅広の平筆で刷り込みます。これは、通常、蒸気機関車模型で行う方法ですが、これがまたいい感じになります。とくに、目線を下げたときの感じを気に入っています。
筆で、これだけの面積を仕上げると、かなり時間がかかります。手も真っ黒になります。でも、あわてず、少しずつ調子を見ながら進めます。
黒は、石炭やばい煙の煤のための色ですから。機関庫周りや給炭塔、石炭上屋付近を中心に行います。
地面を黒くしてから給炭塔を置くと、俄然、雰囲気が変わってきますね。
機関庫も仮置きしますが、こうして手前の地面の具合をみます。目線を低くすると、煤が積もった雰囲気が出てきます。塗装ではこうは行きません!
ウェザリングブラックの筆塗りでは、どうしてもムラが出るので、パステルの黒を水性塗料用のうすめ液で溶いて、ビシャビシャに塗りつけすると、なじんできます。パステルの溶き方は、パステルの粉を1に対してうすめ液3ぐらいでしょうか。”黒っぽいシンナー”という感じです。
なんか、真っ黒でバッチイ感じですが、数日置いてなじんでくると、いい感じになります。
ところで、今日は少し外出。
蘭越駅です。イヤー、久しぶりに石炭の香り。元気出ますね~
実物の鉄道や車両の眺めると、色々なことに気付きます。これをレイアウトに生かさなければ!!