機関庫の背後には小高い丘があります。そこに小さな通路があるのに気づきました。
助役さんに頼み込んで、許可をもらい、上ってみます。丘の上の変電設備への通路で、今は使っていないそうです。「足場が悪いから、気ぃつけてな。」 助役さんは言いました。
ある程度上ったところから機関庫を眺めると、いや、絶景です!
いつのまにか、たくさんの機関車が帰ってきていました。そういえば、もう夕方です。11形やキューロクがひしめき合う様子は、壮観です。

向こうの機関庫の屋根様子も手に取るようにわかります。こうしてみると、大きな屋根です。
新たに帰ってきたのは、パイプ煙突の22号でした。パイプ煙突の様子も手に取るようにわかります。勉強になりますね。向こうには25号も見えます。
もう一度、機関庫前に降りてきました。
油倉庫の前で取材中。
給炭塔の傍らの砂乾燥室を見学します。中は、砂が山積みになっていました。
給炭塔裏の貯炭槽と上屋です。ベルトコンベアも見えます。
裏の構造もよくわかりました。なるほど~いずれ模型化だな!
車両区事務室の裏手です。物干しがありますね。
石炭上屋の裏手です。トイレのようですが、どうやって開けたらいいのかわかりません。なにせ、取っ手が見あたらないので。
表側に出てきました。24号が止まっていました。そろそろ形式写真撮ろうかな。
かっこいいですね~
今度は23号です。唯一のSキャブのキューロク。考えたら、これが一番古い機関車なんですが、健康元気そうです。
今度は、14号がターンテーブルに進入してきました。おおっ!しびれる光景~
この機関車はスノープロウ昇降装置と連結器遠隔解放コテの両方がついています。じっくり観察…
22号機も出庫です。やっぱりパイプ煙突、目立ちますね。
そこへ、エンジンのうなりを上げて、気動車庫へキハ201が帰ってきました。
この気動車は、機械式の香りがのこる、アンティークな車両。「the夕鉄」といえる車両ですね。
かわりに、キハ251が出て行きます。これは北海道初の液体式気動車。国鉄に貸し出しまでしています。
あっ!、これが、鹿ノ谷発、野幌行きの列車になる車です。これに乗らないと、札幌へ帰れません。あわてて、助役さんに御礼を述べて、鹿ノ谷駅のホームへ走りました。
「また、遊びにこいやー」
助役さんが、走る私の背中に声をかけてくれました。


(これで、フィクションは終わります。
って、模型だからブログ自体フィクションみたいなものか…)