きれいに塗装、インレタが終わったら、一息入れて、鑑賞します。
なぜなら、綺麗な姿は一瞬だからです(;´Д`)
夕張鉄道のト1は1番、15番、20番などが最後まで残っていましたが、その任務は、アシュピットに貯まった灰を積み込んで、運び出すことでした。ですから、二連で車両区内で行ったり来たりしていたようです。というわけで、「車両区専用」の札をつけて、灰で白っぽく汚れていました。
足回りは、泥もつくので、完全つや消しのプラ用塗料のダークアースです。ほとんどシンナー?という状態まで薄くして、吹き付けます。サッと吹いて、乾燥させます。全く色が付いたかわからないぐらいです。これを辛抱強く、何度も繰り返します。すると少しずつ泥汚れが浮かび上がってきますので、適当なところで終了。
上周りには、灰よごれを表現するため、同じくプラ用のセールカラーを完全つや消しにして吹きました。これも辛抱強く、何回も。そして貨物室内は、灰色のパステルの粉で調子を整えました。さて、いかがでしょうか。
めどが立ちましたので、次は相方の1番ですね。江別に現存する20番もつくりましょう。全部で当鉄道には4両配備予定です。残りの3両は量産体制です。
レイアウトにはウェザリングした車両が似合いますね~(#^.^#)
しばらく、放置熟成させておりましたが、先般、塗装をいたしました。
報告がだいぶ遅れてしまいましたので、リアルタイムではありませんが、お許しください。
その後、徹底的に水洗いしてから、ドライヤーで乾燥しました。
下地はマッハのメタルシールプライマーです。それから、マッハのつや消し黒に、さらにフラットベースを入れて、完全つや消しにしてから、吹き付けました。吹付はいつものように、6~7回ぐらいに分けて、少しずつ行います。
乾燥のため、2週間ほど放置しました。これはインレタを貼るときに塗装面が弱いと、剥がれたり、傷ついたりするからです。とくに、貨車はレタリングが命ですから。
仕上げに先立って、ネジ穴が丸見えの床板を隠すため、エコーのト1の床板を流用します。これはSTウッドに筋を印刷したものです。筋に沿ってケガキ針で筋彫りをします。幅は、両側に0.3ミリほど広めにして切り取ります。
下地処理をかねて、タミヤのペイントマーカーのつや消し黒を塗ります。
まあ、筆塗りがめんどくさかっただけなんですが…
夕鉄マークはアルプスモデルのものです。そのほかの表記はエコーのト1のキットに入っているインレタを適当に組み合わせます。
夕鉄マークの下の「夕張」、台枠の「夕張鉄道」、それと車検表記は、以前、セサ500を作ったときに発注したくろま屋特製のインレタです。これが、ノリが古くなったのか、なかなかうまく着かず、大分ダメにしてしまいました。
こんな感じ。まあ、いいでしょう。どうせあとでウエザリングだ!
この日は、ここまで…(何日かけているんだ!)
久々の完成車両ですね。
走らせるようになると、機関車の走りがギクシャクするのが、気になりだします。
もちろん、レールや車輪のクリーニングは欠かせません。それにしても、Nゲージに比べて、16番は簡単です。車両自体の重さと、縮尺のさによるレール接触面積の増大が効いていて、よほどズボラしないかぎり、走ってくれます。
一方、Nゲージのレイアウトは、1週間もすると、全面的なクリーニングをしないと、びくともしません。だから、Nゲージではレールクリーニングカーが売れるのですが、クリーニングカーすら走らなくなるのです。この辺りが、Nゲージレイアウトを維持する場合の弱点で、ストラクチャーが細かい分、クリーニング中の破壊事故も多発して、早々に嫌気をさす人も多くなり、単なるディスプレイとなってしまいがちなのです。かつてのレイアウトコンペで受賞したNゲージの秀作のうち、一体、いくつが現存しているのでしょうか?
閑話休題。
というわけで、11形がセクションで前後進を繰り返していると、止まってしまうことがしばしばで、それを解決することにしました。
この機関車は、マシマの1224モーターで非力です。一方、ボイラーが細く、ウェイト不足で牽引力がいまいちです。このウェイト不足は、集電にも影響するらしいのです。
そこで、非力承知で、テンダーとボイラーに鉛板を折込んで、ウェイトを追加しましたが、改善はいまいちでした。テンダーが2軸なのが原因で、停車するときに微妙に車輪が浮いてしまうことがあるようです。そこで、ボイラーの絶縁側動輪から集電することにしたのです。
11号から14号まで順次、改造していましたが、途中で事故が起きました。誤って、13号のモーターをだめにしてしまったのです。(理由はとてもいえない…)
やむを得ず、上京の際に、熊田貿易さんまで足を延ばして、1224モーターを入手。ただ、両軸しかなかったので、ダイヤモンドヤスリで、片軸を切り落として、使うことにしました。
前のモーターを取り去ったところです。ここにモーターを入れ直します。
テンダーとつながる極に、りん青銅線を付けて、絶縁側の第4動輪の踏面に添わせます。
こうして、エンジン側だけでも自走できるようにしました。
銅線がボイラーと接触しないように、ビニールテープを貼って絶縁します。
銅線は、ちょうどキャブの下に出てくるので、目をこらさなければ見えません。ふつうは、この辺りは暗がりになるので、目立たないだろうという算段です。まあ、大目に見てください。応急処置ですから。
結果は良好。前後進を繰り返しても、止まってしまうことはなくなり、気持ちよく入れ替えたり、ターンテーブル上で停止させ、回転してから、別な線路に向かってスムーズにスタートします。
スタートでちょっとでも走り出せば、走行中の集電は、テンダーと絶縁側で行うので、問題なしです。
まあ、テンダーにイコライザーをいれておけば、問題なかったのでしょうか?ただ、そうだとしても、機炭間のドローバーにちょっとでも緩みがあると駄目みたいですね。アダチのワンタッチドローバーに補助接点も付けてあるのですが、むずかしいですね。
こんな集電の問題点は、飾ってあるだけでは決して気がつかなかったでしょうし、エンドレス運転でも、少しコズいて走り出してしまえば、気にならなないで、そのままにしていたでしょう。
セクションでの入れ替え運転は、模型の走行性能のチェックには最適なのかもしれません。
今後の機関車製作では、できれば、エンジンもテンダーも両側からの集電を考慮すべきですね。製作中の25号から早速検討です。
セクションが完成してから、入れ換えやターンテーブルの回転などで、機関車の運転を楽しんでいます。いつでも、パワーパックを回せば、動いてくれますから、夕食後や就寝前に気軽にやっています。
でも、時々は列車をエンドレスで走らせて、眺めてみたいもの。
そこで、リビングの家具を(といえないような粗末なもの)を撤去して、カトーレールでエンドレスを展開して、石炭列車を走らせました。
その様子がこちら…
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YouTube: 夕鉄石炭列車(模型)
エンドウのセキです。古い製品なので、電化前の姿でしたが、必死に改造して、43-10以降の姿に。でも、16両で力尽きました。そのあとで、電化後のものが発売になって…
ありったけ並べて、後補機をつけて、錦沢越えを気取ります。しかし、エンドウのセキはTR41の転がり抵抗が高く、21形2両はあえいでいます。
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YouTube: 夕鉄石炭列車2
やむなく、減車。この編成で後補機付きはチョット情けない。
それでも、アップにするとそれなりの迫力。
こうして、眺めていると、やっぱり鉄道模型は走らせて楽しむことが、大事だと思います。
だからといって、完成品だけで十分とも思いません。眺めていると、次は何を作ってやろうかと意欲が湧いてくるんです。
模型製作に行き詰まったら、しばらく走らせて眺めているのは良いことだな~
エンドレスを取り込んだ常設のレイアウトがあると、ないとでは、かなりの差があると気付きました。
夕張炭鉱鉄道もいずれ据え付け型のレイアウトに発展させようと思いいています。
(いつになるやら…)