北海道型鉄道模型を楽しむ

北海道の鉄道大好きな車両掛がノンビリとやってる、夕張鉄道を中心とした鉄道模型製作のブログです。(旧 夕張炭鉱鉄道の建設)

ト1の製作

2011-06-19 23:23:12 | 貨車

セクション完成後の、一種の虚脱状態から脱却しようと、とにかく手を動かすことにしました。

実は、セクション完成に期を一にして、本業(一応、本業があります。)が忙しくなってきまして、少し、現実逃避したい気分もあるもので…

それで、何年ぶりかの車両工作をすることにしました。といいっても、いきなりの大物はしんどいので、小さな貨車など…

Photo

この写真は、荒れ果てた夕張鉄道ト20です。一部で有名な線路際の某倉庫の外に方散られていたものです。今はもう、フェンスで囲われてしまい撮れなくなりました。

こいつを模型化しようという魂胆です。観音開きのドアが年代を感じさせる木造無蓋車です。国鉄のト1と同程度の大きさですが、あおり戸がかさ上げされているので、一層、田舎っぽい感じでしょう!機関庫の前に、アッシュを積んで二連で留置されている写真が残されていますが、ちょっといいと思いません?

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計画は、以前から立てていました。キットなんてありませんから、流用改造です。エコーの「ト」を基本にして作ることにして、観音開きのドアをどうするか困ってしまいました。ムサシノモデルのトム500の扉をレジンキャストしようか、迷っているうちに長い間計画倒れになってしまいました。

最近、「観音トム」が発売になったので、「しめしめ」と、4両調達。これとエコーの「ト」を組み合わせれば、何とかなりそうです。

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とはいうものの、「観音トム」はあくまで「トム」ですので、「ト」としては、長すぎるのです。

で、結局、途中で切り継ぎをしなければなりません。なんだか、数十年昔に、必死にやっていたNゲージの切り継ぎ工作の様です。とにかく観音扉の両サイドでアオリ戸のヒンジ付近で切り落として、両端と観音扉を切り継ぎます。

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ちゃんと出来ているパーツを切り落とすのは、やはり精神的な重圧が大きいものです。

全く、恐る恐るの作業です。

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ヤスリをあてて、長さを合わせ、ハンダを流してから…

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「ト」のヒンジのパーツを利用して、切り継ぎ線を隠します。

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意外とうまく仕上がりました。これならいけそうかな…

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ちょっと宣伝: 実は今日19日のM新聞朝刊から、コラムを隔週で連載することになりました。残念ながら本業関係です。(模型のコラムならよかったんですけど…)

もしよかったら、読んでください。M新聞のHPにも掲載されています。

ヨロシク m(_ _)m


ターンテーブルの動作

2011-06-07 00:29:00 | レイアウト

いろいろ調整の結果、何とか見られる?感じになったのでアップします。

現在、「酒のおつまみ」になっています。

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YouTube: 23号の帰庫

ぎこちないですね~ レイアウトの運転を始めると、車両のスローの動作が気になります。

今後は、ギミックにも気をつけなきゃな~ 大体、ジージー、うるさいですね。

しきりと、スイッチングでモタモタしていますね。いい映像を撮るためには、稽古が必要です。

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YouTube: 23号の出庫

でも、回っていると、いつまでも見ていたいような…

「ウッウッ、いい~」なんて、怪しい独り言をつぶやいています。

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YouTube: 21号の帰庫

車両を変えて。本当にウォルサーズのターンテーブルモーターは素晴らしい。かなりスローが効くでしょう!実はもっと遅く回すことも可能です。

目見当で合わせていますが、ご覧のように、ちゃんとやれば脱線しません。(いい気持になってくると、たまに脱線事故ですが…)

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これを、「オヤジの遊び」というのでしょうか。


運炭鉄道車両めぐり 「夕張炭鉱鉄道」 その5

2011-06-05 22:06:53 | レイアウト

機関庫の背後には小高い丘があります。そこに小さな通路があるのに気づきました。

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助役さんに頼み込んで、許可をもらい、上ってみます。丘の上の変電設備への通路で、今は使っていないそうです。「足場が悪いから、気ぃつけてな。」 助役さんは言いました。

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ある程度上ったところから機関庫を眺めると、いや、絶景です!

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いつのまにか、たくさんの機関車が帰ってきていました。そういえば、もう夕方です。11形やキューロクがひしめき合う様子は、壮観です。

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向こうの機関庫の屋根様子も手に取るようにわかります。こうしてみると、大きな屋根です。

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新たに帰ってきたのは、パイプ煙突の22号でした。パイプ煙突の様子も手に取るようにわかります。勉強になりますね。向こうには25号も見えます。

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もう一度、機関庫前に降りてきました。

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油倉庫の前で取材中。

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給炭塔の傍らの砂乾燥室を見学します。中は、砂が山積みになっていました。

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給炭塔裏の貯炭槽と上屋です。ベルトコンベアも見えます。

裏の構造もよくわかりました。なるほど~いずれ模型化だな!

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車両区事務室の裏手です。物干しがありますね。

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石炭上屋の裏手です。トイレのようですが、どうやって開けたらいいのかわかりません。なにせ、取っ手が見あたらないので。

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表側に出てきました。24号が止まっていました。そろそろ形式写真撮ろうかな。

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かっこいいですね~

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今度は23号です。唯一のSキャブのキューロク。考えたら、これが一番古い機関車なんですが、健康元気そうです。

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今度は、14号がターンテーブルに進入してきました。おおっ!しびれる光景~

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この機関車はスノープロウ昇降装置と連結器遠隔解放コテの両方がついています。じっくり観察…

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22号機も出庫です。やっぱりパイプ煙突、目立ちますね。

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そこへ、エンジンのうなりを上げて、気動車庫へキハ201が帰ってきました。

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この気動車は、機械式の香りがのこる、アンティークな車両。「the夕鉄」といえる車両ですね。

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かわりに、キハ251が出て行きます。これは北海道初の液体式気動車。国鉄に貸し出しまでしています。

あっ!、これが、鹿ノ谷発、野幌行きの列車になる車です。これに乗らないと、札幌へ帰れません。あわてて、助役さんに御礼を述べて、鹿ノ谷駅のホームへ走りました。

「また、遊びにこいやー」

助役さんが、走る私の背中に声をかけてくれました。

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(これで、フィクションは終わります。

  って、模型だからブログ自体フィクションみたいなものか…)


運炭鉄道車両めぐり 「夕張炭鉱鉄道」 その4

2011-06-03 22:33:18 | レイアウト

隣の機関庫に移ります

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おお!12号が休んでいました。まだ、11形4輌は全車元気なようです。

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車両区の方々が点検中です。なかなかいい面構えの12号です。見とれていると…

「となりに13号が寝てるから、引っ張り出してやるべ。どうせ次の仕業もあるしさ」

と、助役さん。

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早速、機関庫の扉が開いて、13号が出てきました!感動~

13号はスノープロウ昇降装置が付いています。なにも付いていない12号と対照的ににぎやかですね。

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「ここまで出せば、写真撮れるべ!どうだ、かっこいいべ!」

助役さんは得意げです。確かに、撮りやすい。感動の形式写真。

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そこに、仕業を終えた27号が帰ってきました。12号の前にドッカと居座り、機関士さんが点検です。この2ショット、いいですね~

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ここで、またも記念写真。機関士さんが写してくれました。

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機関庫の裏手に回ってみました。

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おっ、トイレ。そういえば、行ってなかったので、失礼して…

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フィクションは続く…


運炭鉄道車両めぐり 「夕張炭鉱鉄道」 その3

2011-06-01 21:53:57 | レイアウト

機関庫の方に移動しました。

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まず、目についたのは投炭練習機と簡易な給水栓です。

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投炭練習機は、ふつう機関庫内など屋内にあるものですが、ここは、外にあります。珍しいな~。邪魔になったのかな?

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反対側には油倉庫。機械油や工作機械や発電機の燃料などを保管します。モルタル造りで、これもモダンな造り。屋根の換気筒も新式です。

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いよいよ機関庫の見学です。21号と28号のお尻が見えます。ここの注目は、やはりホイストですね。古レールでやぐらを組んで、上にモーターウインチをぶら下げています。

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ついでに28号の変形テンダーをじっくり観察します。ほんとうに変わった形だなー。おまけに前照灯は前も後ろもシールドビームときてる!

これは国鉄時代にすでにこの状態だったそうなのだけど、数あるキューロクから、なんでこんな変形機の払い下げを受けたんでしょうかね?貨車の入れ替えなら、11形もいるから、ほぼ主力なのにね。

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記念写真を撮ってもらおうかな?

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21号も観察。右手の大きな溢水管が目立ちますね。

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28号が再び出て行ったので、機関庫の中を見渡します。やっぱり、大きくて長い!

いやー、楽しくてなかなか先に進まない…

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(しつこいですが、フィクションです。)