セクション完成後の、一種の虚脱状態から脱却しようと、とにかく手を動かすことにしました。
実は、セクション完成に期を一にして、本業(一応、本業があります。)が忙しくなってきまして、少し、現実逃避したい気分もあるもので…
それで、何年ぶりかの車両工作をすることにしました。といいっても、いきなりの大物はしんどいので、小さな貨車など…
この写真は、荒れ果てた夕張鉄道ト20です。一部で有名な線路際の某倉庫の外に方散られていたものです。今はもう、フェンスで囲われてしまい撮れなくなりました。
こいつを模型化しようという魂胆です。観音開きのドアが年代を感じさせる木造無蓋車です。国鉄のト1と同程度の大きさですが、あおり戸がかさ上げされているので、一層、田舎っぽい感じでしょう!機関庫の前に、アッシュを積んで二連で留置されている写真が残されていますが、ちょっといいと思いません?
計画は、以前から立てていました。キットなんてありませんから、流用改造です。エコーの「ト」を基本にして作ることにして、観音開きのドアをどうするか困ってしまいました。ムサシノモデルのトム500の扉をレジンキャストしようか、迷っているうちに長い間計画倒れになってしまいました。
最近、「観音トム」が発売になったので、「しめしめ」と、4両調達。これとエコーの「ト」を組み合わせれば、何とかなりそうです。
とはいうものの、「観音トム」はあくまで「トム」ですので、「ト」としては、長すぎるのです。
で、結局、途中で切り継ぎをしなければなりません。なんだか、数十年昔に、必死にやっていたNゲージの切り継ぎ工作の様です。とにかく観音扉の両サイドでアオリ戸のヒンジ付近で切り落として、両端と観音扉を切り継ぎます。
ちゃんと出来ているパーツを切り落とすのは、やはり精神的な重圧が大きいものです。
全く、恐る恐るの作業です。
ヤスリをあてて、長さを合わせ、ハンダを流してから…
「ト」のヒンジのパーツを利用して、切り継ぎ線を隠します。
意外とうまく仕上がりました。これならいけそうかな…
ちょっと宣伝: 実は今日19日のM新聞朝刊から、コラムを隔週で連載することになりました。残念ながら本業関係です。(模型のコラムならよかったんですけど…)
もしよかったら、読んでください。M新聞のHPにも掲載されています。
ヨロシク m(_ _)m