鹿ノ谷車両区の背後は、小高い丘になっています。その上はまた平らな土地になっていて、炭鉱住宅がずらっと並んでいるのですが、車両区から見上げると、むしろ小高い山に見えます。
機関庫の脇の丘の上には変電設備のやぐらが見えます。周辺はあまり手入れされていないのか、背の高い草や背の低い灌木がたくさん。
丘はなだらかに続いて、給炭塔の裏手で低い台地状の土盛りの土地になり、そこに車両区詰所が建っています。
そこで、まず、土台になる合板を地形に合わせて切り抜き、高さを合わせるため、角材をはさんで適宜高さを合わせながら積み上げます。写真は変電やぐらの基礎部分あたりを示しています。高さは様々な写真、資料から蒸気機関車の車高を基準にして割り出してあります。
給炭台の裏手の車両区詰所の高さも写真から割り出します。車両区詰所の敷地から変電やぐらの方向には、実は通路となる道があるので、それも合板を使って、大まかな位置決めをしておきます。雰囲気が第一ですから、詰所を載せて雰囲気を確かめます。
まあ、まあの位置関係が出せたようです。
石炭上屋の後は、実は大きな木造倉庫が建っています。でも、台枠の大きさでは、前面の一部しか納められません。つまり建ものを全体の4分の1ぐらい作って背景とする、ローバックの手法を使うしかありませんが、そうすると、屋根の途中で終わってしまうので、何ともおかしなものができそうです。これの処理は今後考えるとして、とりあえず倉庫の敷地を固める土盛りだけは表現することにしました。構内に一本だけ流れるクリークの位置も決めておきます。
ターンテーブルと給炭塔と車両区詰所の位置関係を示します。なんとなく全体像がつかめてきました。
次は丘の地面処理。