今回は、バラストは一部にしか撒きません。機関区構内の線路は土に埋もれて、バラストがほとんど見えなくなっているからです。
具体的には、機関庫の出入り口付近とターンテーブル周り、そして給炭塔より右側の石炭上屋あたりの線路にはバラストを撒きました。使ったのはウッドランドシーニックのミディアムです。機関区構内には黒いバラストを使い、右側一番手前の線路は、機関区から遠い引き込み線なので、茶色(つまりさび色)を使いました。
固着は、ボンドバラスト法。バラストを盛ってから、中性洗剤を霧吹きで吹いて、水に溶いたリキテックスのマットメディウムを水に溶いてスポイトで垂らしました。マットメディウムは乾燥すると艶消しになるボンドの様なものですが、通常の木工用ボンドより接着力が若干弱く、乾燥後に少しばらばらと取れてしまいました。でも妙なテカりが出ませんし、機関区構内はバラストの盛りが少ないので、これで良しとします。
機関庫前の入庫線の線路はバラストが土に埋まっているので、石粉粘土で枕木を埋めてしまいます。機関庫の出入り口のあたりの線路はバラストを撒いてから粘土で埋めて表現します。ターンテーブルに近いところはバラストのままですが、そこから次第に埋まって行く感じに仕上げました。粘土は、タミヤの情景テクスチャーペイントで下地塗りしておきます。
機関庫出入り口付近は、とくに煤や石炭屑、機械油などが強く付着しているので、まず、古いのですが、グンゼのウェザリングカラーのスート(煤汚れ)を薄めずに塗りつけておきます。このままではオーバーな感じですが、後で、周りも真っ黒くなる予定ですので、ご心配なく。
給炭塔のピット付近も石炭で汚れていますので、同じように着色しておきます。
ところで、今日の昼にお仕事。若干遠出です。
で、15時半ごろ、帰りの列車を待ちながら、これを撮影。もうどこだかばれてしまいましたね。
で、手前の引き込み線もパチリ。レールと枕木とバラストの基本色調がよくわかります。この色調を基本にして、黒くしたり、ほこりっぽくしたり、さびを強めたりすれば、実感が出てきます。
次は、線路周りのちょっとしたアクセサリーです。