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夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

焼き芋考

2015年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム


最近はスーパーの店先で並んでいる焼き芋、できれば火で焼いて作りたい
落ち葉を集めて燃やした後の残り火に放り込んだ芋を探すのが本来の姿であった

道路が舗装され家が建て込んで田舎でもうっかり煙も出せなくなった
薪ストーブを愛用されていたご近所の方も最近は使わなくなったようだ、ご主人が倒木を担いで持ち帰っていらしたが宅地造成でそんな調達ができなくなったせいもあるかもしれない

火を起こして何かを調理するのは楽しい
火への恐怖と愛着は、原始の頃からヒトに刷り込まれているのかもしれない

昔は気にしなかったが、芋の種類が結構多い
紅あずま、紫いも、安納芋、ニンジン、などなど焼き芋に向いているものとそうでないものがあるらしい

好みだろうが、皮が焼けて実との間が褐色になりオレンジ色に近い焼け具合になる芋がいい
ご飯で言えば「おコゲ」状態の焼き上がりがベストだ

内部が60度から70度でゆっくり加熱するのが甘さを引き出すコツだそうだが、火加減が難しい
火を強くしておくと真っ黒こげになってしまうし、弱ければ焼けない

濡れ新聞紙で包んだ芋をアルミホイルで密封して焼けば「ホクホク」状態のきれいな蒸し焼きになる、がコゲ目がない
やっぱり芋そのままを加熱した方が美味しいし、焼けた皮がまた美味しい

石を温めて間に芋を入れるいわゆる石焼イモは均一に加熱する方法としていい、焼き栗で使われる方法だ
子供の頃郷里でサイドビジネスでやっていた焼き芋屋さんは、1メートルくらいの大きな釜の中で焼いていた

釜の内部構造は知る由もないが、おそらく釜の下部で加熱し、中間部と上部に加熱スペースと保管スペースがあったのか
お隣の県に焼き物の生産地が控えていたからこそ流通した加工器なのかもしれない

アウトドア派の方は、野外で火を起こすことに喜びを感じる方が多いようだ
小型マキストーブを手作りしたり、それで調理したりと、男の夢を追求する

便利な世の中になったとしても焼き芋くらい焼ける住環境であってほしいものだ
いやもっと田舎で暮らせということかしら


山田三毛猫 猫の焼き芋屋さん♪

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