龍馬伝 第１３回 さらば土佐よ

「わしはのう　龍馬、おまんを助けたかったわけじゃないき、
悔しかったがじゃ、こん土佐じゃ
やっぱり　下士は　むしけらながじゃ、
上士に命じられて虫けらが虫けらに　毒を盛る！
こんな　こっけいで　こんなみじめなことがあるかい！！」


後藤象二郎の命で　一旦は龍馬に毒を盛ろうとした岩崎弥太郎でしたが
やはり　龍馬が飲もうとした　毒入りのお茶を
自ら　「飲むな」と　はねのけて　しまいます。


弥太郎は　後藤象二郎の命＝吉田東洋の命だと　思っていたようですが
龍馬は　東洋が　そんなに器の小さい人間だとは　
思っていませんでした。

龍馬は龍馬で　武市半平太に　吉田東洋の暗殺を頼まれ
自分が　吉田東洋に武市を藩政に加えるようにと
願い出ることで　真っ二つに分かれた土佐藩をなんとかしようと
頑張りますが・・・


「吉田東洋様は　この土佐のことを考えちょります。」と龍馬


「おまんの言うとおり　考えが違うというだけで　人を
殺すは　間違うちゅう」　と武市は　なんとかその場を
取り繕いますが

「子供のころから　いっしょに遊んだ龍馬の頼みじゃ
お願いします、武市さん　やめて　つかぁさい
頼むき・・・」と　武市の心をわかって　龍馬はなんとか
止めようとしますが


武市は　子供のころ　すずめを捕まえようとして　ただ逃げられて
二人で眺めていた　話をし
「人　いうもんは　年をとって　それなりに　賢うなると
おんなじものを　ずっと見続けることは　できんがじゃ
二人で　すずめを見送った　あの時とは
もう　違うがぜよ」　と　答えます。


龍馬は　土佐藩には　自分の居場所がないことを　痛感するものの
脱藩すると　家族と離れ離れになり　しかも家族にどれだけ
迷惑を　かけるかもしれないと　思うと　家族の前では
平静を　装っていましたが

乙女ねえやんには　すぐに　見抜かれてしまいました。


乙女ねえやんの説得で　家族全員で　龍馬の脱藩をバックアップ


それを　知った龍馬は　２階から　「ごめんちや・・ごめんちや」
と　家族の名前を呼びながら　涙します。


そして　龍馬は　沢村惣之丞と　いっしょに脱藩


沢村惣之丞は　海援隊にまで属するのに　２６歳で割腹するんですね。


ほんとうに　この時代の人は　波乱万丈。　一歩違えば
どうなっていたか　わからない
岩崎弥太郎のように天下の三菱の創始者になった人もいれば
龍馬のように　この人が生きていたら　将来何を　してくれたか！
と　思うような人でも　暗殺されてしまっている。


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