兼良に ナイフを突きつけ、音也は
「皆さん、 これから 僕がこの学校のいじめを
解決します。」
「音也 バカなまねは やめなさい」と 雨木
(この時点で 私は 息子に突っ込んで行かんかい!と
思いましたけどね。 兼良の代わりに自分を刺せと
体ごと ぶつかって 行くべきでしたよ 雨木は)
「何も できなかった あんたに
僕を否定する資格はないよ 」と 音也に言われ
ただ オロオロする 雨木
雨木が 守りたかったのは 学校でもなく 生徒でもなく
ただ 息子の 音也を 守りたかったのです。
(それなら 命がけで 行かんかい!! )
「この世界を 支配しているのは 暴力だ!
世界は 怒りと 憎しみに満ち溢れている
僕が それを 証明する
こいつを 殺して!
この 世界の真実を 証明する!! 」
と 結局 この学校の問題を解決したのは
本当に 音也でした。
ま、 やり方は 間違っていましたけどね・・・
そして 裁判所では 衝撃の真実が
朋美の 口から 語られます。
明日香は 自殺ではありませんでした。
8才のときからの 唯一の友達 朋美が
いじめられているのを知り、 朋美の
身代わりに いじめられるようになった 明日香・・
いじめっ子の兼良よりも ひどいことを したのは
自分だと 自分を責める 朋美・・・
裁判が結審して 朋美は 姿を 消しますが
珠子は 朋美を 探し出し
まるで ぬけがらのように なっている 朋美を連れて
8才のころ 明日香と 朋美が 遊んだ秘密の場所へ・・
そこには 明日香から 明日香へのメッセージが
ありました。
(これは 正直 うるうる 来ましたね。
明日香の孤独を考えると・・
ひとりぼっちは ほんとうに 寂しいから・・)
「明日香より。 明日香へ。
わたし、 今日死のうと 思ってた。
ごめんね、 明日香。
わたし 今まで明日香のことが あまり好きじゃなかった。
ひとりぼっちの 明日香が好きじゃなかった。
だけど ここに来て気づいた。
わたしは ひとりじゃない。
ここには 8才の時の、わたしがいる。
わたしには 8才のわたしがいて、13才のわたしがいる。
いつか 20才になって、30才になって
80才になる わたしがいる。
わたしが ここで 止まったら、
明日のわたしが悲しむ。
昨日のわたしが 悲しむ。
わたしが生きているのは 今日だけじゃないんだ。
昨日と 今日と 明日を 生きているんだ。
だから 明日香 死んじゃだめだ。
生きなきゃだめだ。
明日香・・
たくさん作ろう! 思い出を作ろう!
たくさん見よう! 夢を見よう!
明日香・・・
わたしたちは 思い出と 夢の中に
生き続ける。
長い長い 時の流れの中を 生き続ける。
時にすれ違いながら・・・
時に手を取り合いながら・・
長い長い 時の流れの中を わたしたちは
歩き続ける。
いつまでも・・・ いつまでも・・」
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IEの不具合、最近パソコンが調子が悪いというかたの
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