
横浜中華街、市場通りの「華錦飯店」 (カキンハンテン) 再訪。
前回訪問時に課題としたリーズナブルな築地直送の海鮮ランチをいただきに来ました。
入店すると、1階の片側ソファのテーブル席はお客様ですべて埋まっていたため、
振り分けは6名用のテーブル。
「混雑時には相席をお願いします」
自身は一人飯だ。勿論、このテーブルを独占するつもりはなく、申し出に異存はない。
壁際から詰めて座る。
卓上まわりは変りがないため省略。
しかし、今回は一人のため、ランチをさっさと食べて帰る客、と店側に読まれたのだろう。
(お願いすれば出してくれるのだが)グランドメニューは渡されなかった。
正解。本日は当店のランチを食べに来たのですよ。
ランチメニューは、築地直送(3種)、定番ランチ(3種)、麺セット(2種)からなり
意中の築地直送、各600円(税込)の献立は
1.白身魚の甘酢ソース、2.カレイの特製醤油あんかけ、3.イカの塩胡椒揚げ、であった。
カレイの特製醤油あんかけ@600(税込)
ご飯、スープ、漬物、杏仁豆腐付き。
角盆にのせ、箸を手前にセットして運ばれてきたが、前回の単品チョイスと比べ、圧倒的な早さだ。
当店ランチも人気で、見ると注文も定番ランチや麺セットより、築地直送が多く出るため、
ある程度の下準備をしているのだろう。
磯の香りのする塩仕立てのスープには、ワカメ、豆腐、溶きたまご。口当たりもよくあっさり飲める。
カレイはきちんと揚げたて。
特製醤油の味が私のイメージしたものとは異なり、甘みと酸味が混じり、
これは甘酢ソースの応用系かしらと、想像をめぐらせる味わい。
しかし、ベタな甘さではなく、口当たりはさらっとしているので、
このソースも掬い白飯にかけ、カレイの身をのせていただく。
最初に歯の入る表面のカリっとした部分と、淡白で柔らかい身のしっとりさ加減が
食感のコントラストとしても楽しめる。
また、あんかけがしみて、くたっとなったところもご飯と友好関係を築くのだ。
お供の人参、ピーマン、タマネギたちも、この睦まじさ祝福しているかのように付き従う。
うんまい。お魚ご飯、大好きだ。
食事の後半には私の利用している卓にも男性2名が座られ、店内はなかなかの盛況ぶり。
デザートの杏仁豆腐も平らげ、レジで支払いを済ませると、感じの良い女性店員さんより
「ランチは週替わりになりますので、よかったら。またお待ちしています」
と言葉をかけてもらった。ぜひ、来ようと思う。
華錦飯店 (カキンハンテン)
神奈川県横浜市中区山下町126-22
TEL 045-212-3853
営業時間/ 11:00~ラストオーダー23:00
定休日 無休
※横浜中華街満足度数は、4.3~5.0