
広東料理「芳園」(ホウエン)
当店のオープンは2014年1月24日。
総料理長、横尾 博志 氏は「古稀殿」をはじめ国内、香港での研鑽を積まれ
焼き物を得意とし、年に数回は本場香港・中国での修練を怠らない方だという。
場所は銀座四丁目の交差点から中央通りを新橋方面に進行し
銀座七丁目の交差点を右折。
1本裏の銀座すずらん通りを銀座四丁目のほうに戻る形で進むと
お店の入っているビルが右手側に現れます。
ビルの前にはランチメニュー。
どこかでこの光景見覚えあるぞと思ったら、現在銀座店は閉店になりましたが
「芝蘭」さんが入っていたビルじゃないか。
当店は同ビルの6Fになりますが、その昔「芝蘭」さんが入っていた8Fには
2013年11月11日にオープンした「黒猫夜」銀座店さんが。
銀座のクラブ街にありながら、つくづく中華好きなビルなのね。
そして同ビルの前には、「台南担仔麺 屋台料理 来来」さん ( ´艸`)
このあたり中華の激戦区ともいえるゾーンだ。ワクワクするなあ。
さて、「黒猫夜」さんの土鍋飯も良いのですが、この前、赤坂店でいただいていますし
私の好奇心はもっぱら「芳園」さんにあります。
エレベーターを利用し6Fで扉が開くと、そこにはいきなり店内が広がっている。
シャンデリアが吊るされ、ラグジュアリーな雰囲気をたたえた店内は
テーブル席、片側ソファテーブル席、完全個室はガラス張りにフリンジカーテン。
ちょこんと置かれた招き猫やだるまは商売繁盛を願ってのことかしら。
スタッフさんの案内で利用したのは中ほどの2人掛けテーブル席。
(夜は隣のテーブルをつけ4人掛けになるのかもしれません)
テーブル・セッティングは、ランチョンマット、カトラリーレスト、レンゲスプーン、箸(縦置き)。
昼のためか、比較的カジュアル。卓上には、塩、胡椒、爪楊枝。
着座後には、メニューとタオル地のおしぼりが手渡され、
耐熱ガラスティーポットで中国茶のサービス。
おお、これはたっぷり飲める、と思わず口元が緩んだ。
本日のお目当てはもう決まっている。
表のメニューにも記されていた一日10食限定のAセット排骨煲仔飯
(土鍋炊き込みご飯)だ。
排骨煲仔飯(土鍋炊き込みご飯)@780
小鉢、スープ、泡菜付きと記されていましたが、
セットの内容は、サラダ、青菜炒め 大根の漬物、溶きたまごスープ。
メインの出来上がりに合わせるようサーブされる。
サラダだけでなく、炒めものがつくところは個人的にポイント高し♪
煲仔飯は、香港名物の土鍋炊き込み飯。
ここでは排骨(スペアリブ)を乗せています。
お好みでお使いくださいと、まろやかな甘みのある醤油だれもセット。
ジューシーな排骨にもしっかり味がしみ込み味は濃い目。
お手元醤油は、様子を見ながら自己調整が必要。
また、米は残念ながら長粒米ではありません。
柔らかめのところに粘りも出ているのか、少しべとつき気味。
とろみのついたスープをすすりながら、熱々のご飯をハフハフ頬張る。
鍋肌に当たっている部分には、ほんの少しですがおこげという副産物もでき、
なかなかにチャーミング。ちょっぴり石焼ごはんをイメージした。
後から来店されたお客様も同様にAセットを注文。このセット人気も上々のよう。
わかるわかる。 この参加型の行為、混ぜる感覚って心が弾むのよね。
この内容で銀座で780円はお得感大です。
願わくば、限定10食ではなく、定番のランチになれば嬉しいのだけれど
いまは認知度をあげるため、ランチタイムにスタッフさんが表にでられている
ようだけれど、この煲仔飯でブレイクしてくれるといいなあ。
また、タイミングが合えば、
夜にシェフこだわりの焼き物をいただきにあがりたい注目店です。
※ランチ満足度数は、3.7~5.0
銀座 芳園(ホウエン)
東京都中央区銀座7-8-15 第二新橋会館 6F
TEL 03-6274-6568
営業時間/ 平日・土 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~23:00(L.O.22:30)
土 17:30~22:00(L.O.21:30)
定休日/ 日曜日・祝日