
横浜中華街、中華街大通りの広東料理「廣東飯店」(カントンハンテン)
創業は1961(昭和36)年とのこと。
大通りにあって店構えは立派なのですが、私には縁のなかった当店。
中華街での買い物を済ませた後、ランチに立ち寄りました。
HPによると、1Fから6Fまで客席を有し各用途により対応可能。
総席数500席という大箱店。
レセプションで1人の旨を伝えると振り分けられたのはカジュアルな1階席。
まあ、これぐらいの方が肩が凝らなくていいんですよ。
今日はリーズナブルな今週のランチをいただきにきたのですから。
卓上に置かれたメニューに目を通していると、スタッフのお姉さん(中国人)より
「本日のまかないランチはカレーです」 と説明を受ける。
当店、火曜日のまかないはカレーと決まっているそうな。
ぐぅ!どうしよう。中華のカレーって大好物なんだよね。
記憶にあるところでは「牡丹園」さん「保昌」さんでいただいたよなあ。
これに対抗したのが、特製点心ランチ@1,575、確かに値段は良いのだけれど
“和えそば”にぐっときた。
また、以前から横浜中華街フードフェスティバルで輝かしい受賞歴のある
点心も気になって仕方ない。
(第2回 美食節 点心品評会で銀賞: 五目水晶餃子
第3回 美食節 点心品評会で金賞: 鮑と干し貝柱の蒸し餃子)
ランチでそれがいただけるとは思わないけれど、味を見たらどうだろうと
さんざん悩んだあげく、特製点心ランチをチョイス。 ああ、疲れた。
ようやく、おしぼり(業務用タオル)を使いポット(茶葉入り)出しされたお茶をすする。
注文後には小皿もサーブされた。
卓上を確認しよう。醤油、酢、からし、胡椒、爪楊枝、メニュー。
呼び出しベル、紙ナプキン。
利用は片側ベンチシートの4人掛けテーブル席だ。
前菜盛り合わせ
卓上一番乗りは前菜3種。ありがとう。
キュウリ・ダイコン・人参の甘酢漬け、クラゲ、チャーシュー。
想像していたものより、チャーシューは肉々しく力強かった。
(ノブロー) 平日の中華街は、おちこちの店でお得感のあるメニューが
多いで楽しいだな。気ままなランチにぴったりだで♪
春巻き
二番手は春巻き。しっかり巻かれ、けっこう綺麗に揚がっているよ。
口に含むとバリバリっと音をさせオイリーな餡が登場する。
また、じわじわと油が春巻の皮に浸透してきた。
あれれ?こういう展開でしたか。 餡は干し椎茸が中心。
点心は蒸し上がりまでに時間を要しました。目前でスタッフさんにより蓋は開けられる。
素敵なルックスですが、点心についての説明はなし。
メニューには蒸籠一段目にショウロンポーとなっていたけれど、手狭なのだろう。
二段目に引っ越ししたようだ。
蒸籠一段目 ショウロンポー入り蒸し点心5種盛り合わせ→蒸し点心4種盛り合わせ
浮き粉を使ったもっちりとした半透明の皮に包まれた蒸し餃子は2種。
1種は蝦餃と確認できたのですが、もう1種はすり身の中にコーンがちょろり。
黄色いもっちり皮のものはもしや、五目水晶餃子??
・・・餡はすり身でグリンピースがお目見えした。
蒸籠二段目 チャーシュー入り饅頭、中華カステラ→+ショウロンポー
ショウロンポーは引っ越し疲れでしょうか? くたびれ気味なのが残念。
ふわふわの饅頭は皮も餡も甘し。
中華カステラは卵の風味たっぷりで、人心地つけた。
椎茸入り和えそば
具材には、肉みそ、タケノコ、クコの実入が加わり、これをざっくりとかき回して口に運ぶ。
文字どおり干し椎茸の風味が優勢した甘くて辛い不思議なテイスト。
のびたように柔らかい麺と一緒にいただくと、それなりに完食できた。
杏仁豆腐
頃合いを見てのサーブ。
フルーツ入り。杏仁豆腐の舌触りはちゅるん、つるん。
滑らかに喉に落ちるもののシロップの甘さが口に残る。
蒸し点心の味や食感に代わり映えを感じられず単調になってしまったのは残念。
内容構成の見直しによってはもっと楽しめる点心ランチになるはず。
次の機会は、まかないカレー狙いで火曜日再訪してみたいな。
※横浜中華街満足度数は、3.3~5.0
廣東飯店 (カントンハンテン)
神奈川県横浜市中区山下町144
TEL 045-681-7676
営業時間/ 11:00~22:00(21:30L.O)
定休日 無休