
中国家常酒家「天心」(テンシン)
中延駅徒歩1分の利便性の良い場所に位置しており、小粒な店構えなれど、
本格的な中華料理が味わえると評判の高い街の中華屋さん。
私は利用駅の関係で荏原中延駅から歩いてきたのですが、ここまでは中延駅に伸びる
長いアーケード商店街「なかのぶスキップロード」を通って。
約330メートルということですが、色々なお店が軒を連ねていることもあり距離感を感じさせません。
ランチタイム、表からは中の様子が窺えなかったので、扉を開けてみた。
すると気負いのない店内では食事を摂られているお客様がいっぱいだ。
見たところ、テーブル席のみでカウンター席は設けられていないよう。
1人は無理かなあと思ったところ、フロアを担当している年配女性スタッフさんの
声掛けで厨房に近い奥へと足を進める。
ランチ用の炊飯ジャーなどが置かれ、奥からコックさんの“出来上がり”の声を受けると
スタッフさんが飯を盛る臨場感あふれる作業台。
その隣の2人掛けテーブル席へ着座、氷水をいただく。
卓上には、醤油、酢、ラー油、爪楊枝、紙ナプキン、使い捨て紙おしぼり、メニュー。
割り箸、レンゲ、穴あきレンゲスプーンはまとめて用意。
テーブルにはクロス(布)とトップにビニールマットを使用されている。
メニューを手に取り、まず興味をそそられたのが“夏季限定”の冷やし担担麺。
この下には、夏野菜たっぷりの豚シャブ冷麺も店長のおすすめとして紹介されていましたが、
第1弾ということは、夏に向けてどんどん新しい冷やし麺に変わるのかしら?
フロアはスタッフさん一人で切り回しているので、とても忙しそうでしたが
タイミングをみて注文をお願いしました。
冷やし担担麺@880
きりっと氷水でしめた冷たい麺に、炸醤肉(肉そぼろ)、白髪ネギ、刻み青ネギ。
仕上げに四川山椒をふられています。
オレンジがかったやわらかい色味のゴマダレには、
自家製の“シャンラー油”と“一年熟成の香り醤油”を使われているとのこと。
麺はコシのある細めの縮れ麺。全体にタレが馴染むよう、よくかき回して口に運ぶ。
見た目は穏やかそうでしたが、しっかりビリ辛で、ゴマの甘みとほのかに酸も調和を果たしている。
何よりも嬉しかったのは、たっぷり入った、ごろごろの粗い肉そぼろ。ナイスな立役者だ。
手切りしているのかしら?と思うほど食感豊かに楽しめた。
街場中華料理店の中に誠実さを感じ取れました。
お店の繁盛ぶりもわかりますし、この味のリピーター続出も納得。
冷やし麺、第2弾も心待ちにしたいと思います。
天心 (テンシン)
東京都品川区中延4-6-2
TEL 03-3781-7621
営業時間/ 11:30~15:30(L.O.14:30)17:30~22:30(L.O.22:00)
定休日 火曜日 -店舗情報「食べログ」より-
※ランチ満足度数は、3.6~5.0