不気味な空

　昨日、6月16日の夕方17：20、職場白糠の西の空を眺めましたら、なんとも
不気味な雲が、まるで太陽から伸びているように広がっており、ビックリ。
「なんだべ、あの空！」、「やだー、また地震雲！？」、「うにゃー、どれどれ」
こんな感嘆符交じりの会話が駐車場に響きました。
　パパラッチ熊子は、すぐさまカメラを取り出し、パシャリ、パシャパシャ。
「あ、カメラ新しい！」、「うんだ、ピンボケクラブ脱出じゃに」、「お、金持ち」
「3回払いじゃに」、「・・・・」、ああでもない、こうでもないと言い合いながらも
パパラッチ熊は撮り続けました。

　

「この雲は釧路に向っているぜ」、「背中に背負って帰ってね、じゃ、持って行ってね」
そんな無常な仲間と別れ、愛車に乗り走りましたが、不気味雲は背後に付いて来る。
どこまで来る気なんだべ、ちょっと、また、グラグラは嫌ですよ、ぶつぶつ、、。
　帰路の間に、すれ違う車からは、「あれは、何だ！！」と、指差し、叫ぶ声、声、声。
やっぱりみんなも驚いている、ああ、嫌だ、おいらは今夜から一人だべや、どうするべ、
家には年老いた義母様がいる、タンスは誰が抑える、食器棚は誰が抑える、書棚は・・。
　いろんなシチュエーションを思いながら、スリッパは枕元に置いておこうと決める。

　

　自宅に着いて、後ろを振り向くと、夕闇も迫り、かなりの迫力に大変身の雲。
ご近所の奥様方も西の空を眺めている。
「奥さん、お帰り。あの雲見たー、また来るのかしらね」、「う～ん、、、、、」
冷静さを装いながらも、家に入るなり、「お、お、お義母様、大変じゃに、まただー」
と言いたいのを、ぐっと我慢の嫁熊。
　そして、時間は23時42分頃、ズ、ズッシン！！！！と家が揺れる。
ウンギャー、来た来た、どうするべ、また震度５か６か、どっちだと、風呂上りで
濡れた髪、決して正装とは思えぬ服装熊、おろおろ、どきどき、はぁはぁ～、～、
　揺れは一瞬でしたが、シャンデリアの紐が、ブ～ラブラ、玉暖簾もカシャカシャ、
私の心臓は、バクバクと心拍数130は越える深夜熊。

　眺めた雲が地震雲と言われる雲かの断言はできませんが、何度も大地震を経験した
私には、空の異変が一番気になります。
　下の雲は2003年9月下旬、別海町にドライブ中に、異常な空模様で、パシャリした
一枚です。この三日後に、釧路は震度6強の大地震に遭いました。

　
　
　編集している17日、今夜も一人です。スリッパ、懐中電灯、鞄はしっかりと、
枕元に置き、電気は消さず、TVもつけて、休もうと思います。
神様、仏様、どうか、どうか、何事もありませんように、アーメン。