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東西冷戦期の遺物のはずが ・・・ 今週のお軸は北極

2023-06-24 17:19:24 | 床・軸



今週のお軸は
 

 

 
町春草さんの書 北極


 
町春草さんは女性書家のかたで
あの ひよこ饅頭の やわらかい仮名 ひよこの字を書いた方です
 

 
九州の吉野堂さんが ひよこ饅頭を東京で売り出すのに
いろんな方の書を検討し 最終的に春草さんにきまったそうですが
 
やわらかな ロゴのような字がうけて  大成功だったようです
 
書いてある用紙は
 

 
JALの北極通過記念証の無地の用紙
何故 こんなものが 外に出たのかは不明ですが
多分 世界に一つのお軸です
 
東西冷戦時代は 
ソビエト上空を通過できないので 北極周りでヨーロッパに飛んだそうです
その時の 乗客の方に 日時と便名とお名前を書いて渡された用紙です
 
昔の出来事で もうこんなことはないだろうなんて 平和ボケしておりましたけれど
これから 世の中がどう変わっていくのか 想像がつきません
 
 

 
表具の裂地も なかなか いい裂地です
 

花は クガイソウ ホタルブクロ 常山アジサイ
 



 
何故 南極がないかといえば
赤道を中心として 北極側が北回帰線 
南極側が南回帰線 
 
南回帰線が通過する場所は 国が少ないからでしょうね
ヨーロッパは北回帰線ですね 日本もですよ
 
文字から 涼を感じるのも お茶席の楽しみかもしれません
この時期 瀧 とか 雪 とか
お茶杓の名前にも 氷室 とか 雪室 使えますね

長いも 粘りっこが手に入りましたので 今週は上用を作りました

2023-06-24 15:08:44 | 菓子・スイーツ





 
沢山作ったのに 写真忘れて 最後の一つ
 

 
中の餡は甘さ控えめの粒あん と シロップで煮た栗
残りのシロップは瓶に取り置き あんみつなどの時に使います
捨てる物は無し
 
季節感はないですが
ちょうど 鳥取県の名産 長いもの粘りっこが手に入ったので
 
普通の長いもは 粘りが少なく 包むときにペタペタしますが
この 粘りっこは 名前の通り かなり粘りが強く
成形がしやすく 皮もふっくらと仕上がります
 
材料は 
長いも       80
上新粉      140
砂糖        140
水       小匙 1
 
長いもをすりおろして 砂糖 水を入れてなじんだら
上新粉を入れて パイ生地を作るように
たたむようにして 粉をなじませます
パン生地のように こねないほうがいいと思います
 
今回は 皮20グラム 餡15g 中に栗を入れるので 餡は少なめに
皮はよく伸びますので 出来るだけ薄く作ります
蒸し器に並べたら 上部に水を掛けます
霧吹きがあればそれで 無ければ 刷毛で塗っても良いです
濡らすことで 饅頭の皮につやが出ます
 
饅頭生地が割れないように気を付けながら 強火で10分前後
様子を見ながらです
 
その横で フライパンを温めておきます
蒸しあがったら 順番にフライパンの上に置いて水分をとばします
こうしておけば 裏の紙もいりませんし 懐紙にもくっつきません