今回 炭手前で出ましたけれど
湿し灰の撒き方で 注意が入りました
左手前は 五徳の内側に撒くようにと
そんな話は 初めて聞きました
教則をかくにんしてもすべて 外側です
今回の先生は こちらのほうにも 業躰稽古の教室をお持ちですので
その先生に習っていらっしゃる方は 皆さん 五徳の内側のようです
習っている方がおっしゃるには
五徳の外側に撒いても 内側の乾燥した灰が隠せないと
炭手前だけを考えれば そうかもしれませんけれど
お茶事の流れの中で 初炭を考えた場合
お客様が にじり口から入られる 直前
外路地の迎えつけがすんだ頃に種火を入れ 濡れ釜を掛けますので
釜を上げたとき 種火の周りが ほんのり乾いているぐらいで
そんなに 白くはなっていません
私の師は
お正客が席入りされたときに 釜が濡れていないと お茶事失敗
釜を上げたときに 灰が乾いていると 落第 と
その二つのタイミングを 本当に厳しく言われました
それだけは ちゃんと守って 気を付けています
お茶は茶事に始まり 茶事に終わる と
すべてのお稽古は 茶事に向けての稽古のつもりでおります
お点前に関しては
先生がなくなられてから ずいぶん経ちますので
私の手も古くなって 変わったことも多々あります
その都度 本で確認しないと
生徒さんに間違いを指導するようなことですので
最近の教則は写真が多いので その点 とても助かります
まあ
研究会の時は 先生の言われる通りにしましたけれど
自分の良いようにすればいいのではないでしょうか ?
研究会に持って出た湿し灰の残り
昨年の夏に作りましたけれど
かなりきれいに粒が残りました
今年は もう少し荒い目のふるいを買おうかと思います