長板を出して ・・・
先週の紅鉢ではいささか貧弱 という事で
土風炉を出しました ・・・
この土風炉 蔵を壊してから何十年 後ろ向きに収まっていたので
火鉢だとばかり思っていました
火鉢のように大きいです
火窓があってびっくり
昔 お茶をしていた人があったんでしょうかね ?
灰を入れなくてはいけないので
外から じ~~~と 眺めています
気になるのか 周りをうろうろ
鍵しっぽです 何をひっかけてきてくれるのかな ?
飽きたのか 一応確認して 黄昏ています
土風炉の前瓦は赤です
ひびが入りやすいので 底は奉書を敷いた後 瓦を入れて
灰も多い目に ・・・
長板 土風炉なので お釜はちょっと古い いいお釜を出しました
お釜の湯の煮える音が 普段のお稽古釜とは全然違います
12代宮崎寒稚 不昧公好みの 菊割りの釜
3個作られたうちの一つです
火を入れると 周りがかなり熱くなりますので
午前の稽古が終わると 火を落として 温度を下げます
2時間ぐらいが 限界かもしれませんね
1日 ガンガン炭をたくと ひびが入りやすくなりますから
先週の風炉釜は 熱湯で洗って 完全に乾かしてから 片付けます
秋しか使えないお茶碗です
島根県出身で 河井寛次郎さんの最後のお弟子さん
椋木英三さんのお茶碗
民芸のざっくりした手触りの 大きなお茶碗
となりのが 普通サイズのお茶碗です
犬山焼の菊のお茶碗
薄手のお茶碗で お茶もたてやすいです
今月のなごみは 簡単な懐石料理特集
その中で 懐石の四つ碗は いっき買いがおすすめと ・・・
本当にその通り
私もそう思います
若いときに ほんの初心者の時に輪島塗 10客いっき買いをしました
お稽古用の予備でお安いのを買いましたけれど
それは 使っているうちに中が焼けて ・・・
あるから 使おうという事で 輪島を出しましたけれど
何十回使っても 中が痛みません
当時 おなじお社中の方が 樹脂を買われましたけれど
お椀が滑って よくなかったとか
私のは 小吸い物も煮物碗も 盃・杯台 すべて入っていましたので
箸とハ寸さえそろえれば あとは家にある食器でもできました
1組 買って あとは 好みで 季節の器をぼつぼつとそろえれば
いつでも 気軽にお茶事ができます
簡単なお料理も 器と盛り付け方で 御馳走になります