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S2000と茶の湯 日々是好日

裏千家のお稽古 日々の出来事 大好きなS2000
ぶつぶつと 私の備忘録

夜咄の数寄屋蝋燭 大・中・極小 使い分け

2021-11-27 21:40:14 | 道具

 

 
 

お道具やさんも 常にはおいていらっしゃらないようで

取り寄せていただきました

 

ネットでも買えるし お値段も安そうなんですが

これもお付き合いで お願いいたしました。

 

 

左から 20匁 10匁 極小

左二つは 数寄屋蝋燭 右の小さいのは 和蝋燭

 

 

手蜀は20匁 一番大きいサイズ

長時間 火がついています

芯が太いので 少しの風では消えません

 

露地の手蜀交換が見せ場ですから やはり大きくないと

 

後は10匁で

足元行燈 路地回り

 

 

お稽古茶事ですので 膳蜀は小さめ

1時間ぐらいですから

 

こんな感じですね

 

蝋燭は残っても 使いかけは次に回せませんので 

けちけち茶事で 🙇です

 

前回の残ったのは 路地の灯篭の中とかに 

見えない場所に 使います

 

汚れますし 寸足らずはみっともないですよね

 

あとは するめ瓦に 燈心と油

この油が 燈明油といわれておりますけれど

天ぷら油でも 大丈夫でした 菜種油ですから

 

明日は 明かり道具やら

露地道具 火鉢や藁灰を出して

準備です

一か所ではないので 探しながらになります

 

暗くて見えないので 路地の掃除は適当にして

 

お道具は 白っぽいものがいいですね

亭主をされる方が

手蜀があるので 古帛紗を出さなくてよい

楽茶碗がいいですと・・・

ただし 黒は中が見えないので 赤がよいと ・・・

飴は濃茶にダメと言われますけれど

まあ 赤なら こらえてもらって 赤にしましょうか

後の各服点は 何か小ぶりのお茶碗を集めておきましょ

 

コロナで 前茶はお正客だけ立てて

後は水屋からのたてだしにします

 

今の時代 おもあいは無理ですし

 

どうやって 何処で 時間短縮ができるか

これから相談です


高麗が好きだけど 国焼きもいいですね 一度は消えて復活した 織部 黄瀬戸 志野  

2021-11-25 16:56:08 | 道具

 

 
 

織部焼は 古田織部が思いついた

色々な斬新な模様や 曲った沓茶碗がよく見られます

へうげもの といわれるものですが

 

色々プロディースをして 斬新なものが生まれましたけれど

古田織部が 徳川家康に切腹を命じられて

謀反人という事で  その後は ずいぶん割られて 捨てられたようです

 

やがては江戸前期に消えてしまったようですね

志野や織部が 復活したのは 江戸後期 幕末近くなってからでしょうか ?

 

 

織部の沓茶碗 大きな吊るし柿模様

 

 

幕末のころでしょうか ?

 

 

織部や志野の高台は 低く 貼り高台 とか 付け高台 とか言われます

 

 

此方は黄瀬戸 これも沓茶碗です

 

桃山時代 初期の黄瀬戸は

丸くて 筒 胴締め 油揚げ手 薄い黄色が本流のようです

 

現代では なかなか再現できないようですね

 

 

高台は削り出し  

 

曲ったお茶碗が好きですね

手持ちも 沓茶碗 えくぼ 片口 が多いかな ?

 

 

黄瀬戸は 又妙才の箱がついていました

銘は山瀬

箱が杉の柾目 いい箱です

 

いつでも使えそうです

 

織部や志野はお薄用

黄瀬戸は 模様が無ければ 濃茶で使えるのかな ?


高麗茶碗 狂言袴 ・・・ お道具の箱

2021-11-23 22:33:17 | 道具
 
 

使ったお茶碗を 稽古の合間に片付けて

 

今日は 

 

 

高麗茶碗 狂言袴

この模様が 狂言師の袴の模様に似ているからだそうです

高麗としては わりと初期 

狂言袴も青瓷とか 雲鶴とか 色合いが そういうのが多かったようです

 

かなり 薄手 軽いです

 

 

いい感じに汚れがはいっています

 

箱蓋

 

 

昔の古い茶碗の箱は 仕覆に入れると ほとんど遊び無し

きっちりです 薄紙も無理です

高麗の暦手も同じでした

楽茶碗も 近年 共箱で仕覆に入ったものは 遊びがありません

 

古い楽は 共箱は少なく 極め箱が多いです

それだと 余裕があります

 

お茶碗の箱を見ていると 材料とか 木目とか いろいろ勉強になります

 

不昧公所持のお茶碗の箱は 底が二重になっていました

紐がずれているので 直そうと引っ張っても固くて 裏を見ると

 

 

紐が中を通っていて

引っ張っても動きません どうやって通したのか ?

 

片方が短くて 結ぶと不細工 

 

今度の出番は 何時になるやら

クリスマス茶会や 初釜では使いませんね


不昧公所持の高麗 暦手茶碗で一服

2021-11-21 22:23:03 | 道具
 
 

高麗茶碗で 一服

 

 

 

小ぶりで 薄くて 軽いお茶碗です

 

 

暦手

 

 

高台

この削りは 道具が違うそうです

日本にある道具では こんな風に削れないそうですよ

 

私には分かりませんが

今日のお客様は プロの陶芸家さんで

県展の審査員 粘土にもとても詳しい方です

 

左が不昧さんの文字

 

右が極め箱です

 

お道具をよく見てくださる方には

ちゃんとしたお茶碗で一服

 

今日は四服でしたね お茶碗4つで

 

 

さすがに 水屋の棚には載せられないので

床の上に タオルを広げて ・・・

 

古いお茶碗はいいです

お茶碗の中に 歴史があり 物語があり 宇宙があります

なんてことを話すと

旦那さんには オタクだといわれておりますが ・・・

自分でも オタクを認識して 楽しんでおります

 

とにかく 機会があれば 見て回る

いいお茶碗は 時代がたっても きれいです

お茶の汚れも 景色として いい色になっていますね

 

たまに 汚く 汚れたお茶碗を見かけますけれど

ああいうのはよくない

 

時代を経た汚れは 趣があり 景色ですので 汚くはありません

それに 時代を経て お茶道具として残っているものは

それなりに大切に扱われてきたとおもいます

 

 

 

お菓子は 先日の残り

二条駿河屋さんの松露と 亀屋良永さんの打ち物 秋の山 でした


お釜の始末 片付け ・・・ 阿部業躰先生の古いプリントが出てきました

2021-11-10 20:07:09 | 道具

 

字が薄くなっていますけれど

お釜の片付け方が書いてあります

 

多分 水屋の始末についての 講習の時か ?

 

多分 お持ちの方もあるかもしれませんが

 

1枚裏表で

 

 

水屋の注意 

きちんと片付けて 余分なものは置かない

我が家は 余分なものが わんさか 落第ですね

 

 

お釜の片付け方

あまり 神経質にならなくてもよいそうです

 

私の先生は 釜の始末は かなりうるさかったです

今でも 毎回いわれたように片付けています

 

 

釜据に載せて 蓋は一番初めに 熱い湯をかけて

大急ぎで 乾いたタオルで拭いて 棚へ

 

 

後は湯と水を交互にかけ

釜の湯も 水を入れ 徐々におんどをさげて

釜肌に交互にかけて 始末

 

 

最後に 裏返して たわしで底を洗い

水 または ぬるま湯で 始末

 

 

炉の中の火は 釜底の部分は火を少なく 炉中いっぱいに 残りの火を広げておきます

 

タオルで持ち

 

 

炉にかけて 中を そのタオルで拭いておきます

 

 

最後に助炭をかけて 徐々に乾かします