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S2000と茶の湯 日々是好日

裏千家のお稽古 日々の出来事 大好きなS2000
ぶつぶつと 私の備忘録

夜咄 お薄のお道具 派手な棗でにぎやかに

2021-12-12 23:57:13 | 道具
 
 

 

大宗匠お好みの 登亀棗 いじ塗 

萌黄釉  萌黄にしてはちょっと派手なように ?

模様と形といじ塗がお好みで 色はいろいろ 赤もありました

 

お茶碗は 一人一つ

 

5代六兵衛さんの 雲竜

 

 

 

林探幽さんの 桃栗柿

 

 

西山の鳥獣戯画

 

 

田中寿宝の楽器

 

 

矢口永寿さんの海老

 

これは 仙叟宗室の270回忌 遠忌茶会の記念品

淡々斎の時で この時造られた 仙叟写しのお茶杓もあります

 

 

50本作られた 記念品です

どうしたことか 20年の間を開けて 我が家でそろいました

 

60数年前に 同じ場所にあったお道具が

また ひょんなご縁で 揃うという 不思議

 

京都の展示会で見たときに びっくり

思わず これ頂きます と

銘の無い 桑の お薄にしか使えないお茶杓を買ったので

担当さんが 届けに来て 

永寿さんのお茶碗を見せてあげて 納得されました

 

たまに お道具の会でこの海老のお茶碗が出るそうです

 

お茶事やお茶会をすると 話の種がいります

思い入れがあるお道具は 話がはずみます

 

お茶杓は 片付けてしまいましたけれど

孤篷庵の小堀卓厳さんの 有馬山写し 埋火

 

建水は 曲げでした


夜咄 本席のお道具は 明るい色で

2021-12-11 11:18:42 | 道具
 
 

中立の後の後入り

軸を上げて セキショウを置いて

このセキショウが 油や煤のにおいを吸収してくれるそうですが

これくらいの量では たいした働きはできないでしょう

 

 

席中は 棚を使いました

 

 

木地でコンパクト

淡々斎好みの渚棚

2本柱の働きですが 柄杓は 置く面がまっすぐ 円形ではないので 角の棚のように上向けて飾りました

水指は 叶松谷さんの 浅黄交趾です

蓋置は 中村東洸さんの乾山写

 

 

お茶碗は 佐々木輝夫さんの赤楽

 

生徒さんの希望

古帛紗がいらなくて 黒くないお茶碗

黒だと 中のお茶が全く見えません

 

以前 夕去りの茶事の時に

お茶が落ちなかったことがあります

 

お服かげんいかがでございますか の お尋ねに

お正客さんが 落ちてきません  と ・・・

練りなおしましたね 笑

 

 

各服点ではなく 水屋からの点てだしにいたしました

時間短縮

 

森岡嘉祥さんの 三島

 

 

茶入れは 一人用の極小の高取 古いものです

蓋は 鹿の角 象牙ではありません

昔 象牙は貴重なものでしたから

まあ 今のほうが貴重かもしれませんが

 

昔は木か鹿の角が多かったかもしれませんね

上級の物だけが象牙で

 

仕覆の裂地も ????? です

 

初めの拝見のあいさつでは 茶入れと仕覆だけ

お茶杓は この後お薄で使いますから

 

続いて お薄席になります


夜咄のお道具 香合は白蔵主 12月なら宗旦狐でも使えるかな ?

2021-12-08 23:52:01 | 道具

後炭がないので 大きめの炭を

前茶があるので 湯は煮えています

 

 

 

炭も大きく 入りやすい 平炭斗

夏は 深いほうが良いそうです

 

環は火箸に掛けられないので

後炭の時のように 炭にもたれさせて

 

ぎっちょは上が大きく したが小さく

 

 

香合は白蔵主

 

 

秋峰さんです

 

白蔵主は 狐の妖怪のお話

和泉国の少林寺の白蔵主という僧が拾った三本足の白狐が、実は霊狐で、占いをしたり泥棒を追い返したりしていた。
白蔵主には狩猟が好きな甥がいたが、白狐はこの甥を恐れ、白蔵主に化けて止めさせようとしたけど、逆に狐だとバレて、鼠の天ぷらの罠で捕まえられてしまう。

 

12月は宗旦忌なので 宗旦狐のお話も お茶会に使えそうです

御宗家の宗旦忌は11月ですけれど

 

 

 

作者は木綿高貴 ですけれど

よくわかりません 古いもので 元々家にありました

木綿 という名前は こちらの旧家さんであります


茶碗の箱 桐材 ・・・ 本桐の柾目はきれいです

2021-12-01 23:44:58 | 道具
 
 

お茶碗の箱も桐

茶通箱 も 茶掃箱も 桐

軽くて 色も白っぽくて 

 

そういう箱を見慣れていると

古い桐の箱の木目が 桐っぽくなくて 

旦那さんに これ 何の木 ? と聞いたら

 

本桐 日本の桐 ?

最近は外国から 桐がはいるそうです

箱が安くできるから 桐箱に入ったお菓子とか よく見ますね

 

私は杉箱が好きです

不昧公も杉がお好みだったそうですが

最近は 杉の柾目は高級品になりました

 

 

桐の木

木目がきれいです

 

 

夜咄の道具を出しながら

色々脱線して 寒いから 筒茶碗がいいか ?

暗いので 白っぽい道具がいいか ?

 

あまり 黒いものは使いたくないし 

 

色々出してみて

雀瓦が1個 行方不明 

座敷行灯か 露地行灯 どちらかに ほかのお皿を入れないと

 

流れを確認しながらお道具を出さないと

出し忘れがあるかもしれませんね


夜咄の火鉢は布志名焼で ・・・ 藁灰や大きな炭も用意して

2021-11-28 22:44:33 | 道具

夜咄の火鉢は 布志名焼で







このあたりの家なら たいてい一つや二つあると思います

地元の焼き物です





中に入れる 藁灰

昨年作った藁灰が山にあったので

取りに上がって ついでに 火鉢用の炭も切って







おやくだちの 電動鋸







試しに縦に切ってみたら ちゃんと切れました

これなら 割管ができそうです







水路で洗って 







火鉢用









待合の火鉢は これお気に入りですが 割れて 張り合わせてあります



江戸時代 御所の中で使われていた火鉢で

下げ渡し品です

何やら 墨で書かれた 古文書がはいっていました



軽くていいです

火鉢は重たくて 灰がたくさんいります



夜咄は 普段と違う道具が多いので

水屋が 足の踏み場がないような ・・・ 道具でいっぱい

今週は お稽古無しで お道具の準備

亭主の方には 炉中の掃除もしてもらいたいですし

箱炭斗も 止め炭があるので 調えて



燈心も湿らせて 火をつけてみないと ぶっつけ本番では ?

燈心は 濡れタオルに包んで 湿らせてから油を吸わせます