お家元が 今月のタイムスで
茶の湯者は常在茶道を心得なくてはならないと
お書きでした
本当に そうですね
茶の湯の稽古は本番と同様に 軸をかけ 花を入れ 湯相を整え点茶すると
なかなか 実践はできませんが
そう心がけておきたいと 反省 ・・・ 心新たに
わたくしの師は厳しい方でした
お稽古に行けば 必ず 違う軸がかかり 花が入り お濃茶もしっかり練らせていただいて
お炭も 別に焼いていただかれた お炭を使わせていただきました
その師が いつも言われていたことは
誰が来られても お茶一服差し上げられるように
露地は何時もきれいにしておきなさい と
露地があるのが当たり前の感覚で
茶室ではなく 路地をきれいにと
お稽古は いつも緊張しておりましたけれど
今思えば よいお稽古をしていただいたと
それでこそ 今の自分があるのだと
なくなられてから 気が付いた次第です
今月は 許状の引継ぎもあるので
思い立って 雨が降る前に 路地掃除を ・・・
掃除の前に 木の剪定を
庭に脚立を引っ張り出して
楢に山紅葉 椿も山法師も 蠟梅も みんな伸びすぎ
内露地の蹲のそばにあった 夏椿が カミキリムシの幼虫がはいって
枯れてしまいました
養生したけれど 株立3本 みんな枯れて
気が付くのが遅かった
夏椿に寄生していたつくば根も枯れて
抜いてみれば 椿の根の上にのっているだけ 地面の中には根がはいっていません
本当に寄生しているんですね
自力で生きられないなんて 横着な木です
チェーンソーがあるので 植えて30年以上になっていた黒椿も
切ってしまいました
簡単なので なんでも切りたくなるんです
八重で 黒いけれど あまり美しくなく
茶花に入れたこともないのに
内露地の正面 いい場所に陣取っていたので ・・・
根が回って 取りきれないので 木は下まで切って 根もある程度切って
そのあとに 四箇村植えておきました
数年すれば 見栄えが良くなると思います
明日は 今日の続きと
午後 竹を切りに 筧も色が悪くなって
お祝いですから 青だけにかえておきます
昨年の12月に 筧の竹切るときに
鋸で左手の人差し指を切ってしまって
ようやく 見栄えよく 治ったところ
ちゃんと 軍手して仕事しないといけませんね