57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

SL神戸シリーズ 第6戦 レースレポート②

2017年09月19日 | 2017年レースレポート
2017年 SL神戸シリーズ 第6戦 カデットオープンクラス 決勝ヒート

***
さて、お待たせ致しました。
9月10日神戸スポーツサーキット

にて行われましたSLOシリーズ第6戦、レポート完結編です。
***
土曜日のセッティングで、いろいろ問題のあったカデットクラスの中村海斗くん。
彼は全日本にも参戦している選手です。




土曜日、タイムが伸び悩んでいました。
どうやら、問題はタイヤと、フロントステアリングのあたりにあったらしいのです。




ちなみに、海斗くんのパドックにはこんなケースが。

これ、エンジンケースだそうです。
この中にヤマハさんのKT100
が入っているんですね。

*******
さてと……。

あぁ~、もう、決勝のことを書くのはめんどくさい。
だって、
蓋を開けてみれば、
なんのことはない。
中村海斗くん『圧勝』なんだもん。
やっぱり、本番に強いんだもん。
もう!!
心配させて、ホンマにぃ~!
あっさり勝っちゃうんだから。


***
リザルトをみると、2位の選手に4秒以上の大差をつけていますね。
しかも、レース中の『ファステストラップ』47,115を叩き出しています。
その走りは『別格』
やっぱり、全日本で戦う選手は並じゃないですね。

これには海斗くんパパもにっこり。



ちょっと強面ですが、話しかけてみると、とっても気さくな海斗くんパパですよ。

*******
このレースでは、嬉しい再会がありました。
以前親しくなった、福井さんご一家。
息子さんの福井大貴くんは、中学一年生。
レンタルカートシリーズでは、神戸スポーツサーキット表彰台、常連組です。
いつもは「たからづかカートフィールド」
をホームコースとしています。


以前、神戸スポーツサーキットのレンタルカート部門で1位にもなった福井くん。



今回は表彰台を逃してしまいましたが、次は是非頑張ってね。

********
今回のレース。
僕が最も興味を惹かれたのが
『TIA/MZ200』というカテゴリーのレース。
レンタルカートとレーシングカートの中間に位置するようなカテゴリーらしいです。
もちろん、全車イコールコンディション。


何より、僕みたいな貧乏人が、涙が出るほど嬉しいのが、
「マシンがデリバリー制」であること。
予選、決勝、共に、主催者側からカートそのものがエンジン、タイヤをつけた状態で貸し出されるのです。
これは何を意味するのか?
なぁ~んと……。
『手ぶらでレースができる』
ということです。
これは嬉しいぞ!!
自分で用意するのは、身に付けるもの最低限。
ヘルメット、グローブ、シューズ、レーシングスーツ、ネックガードに脇腹のプロテクター。
これだけ用意していけば、あとは主催者が全部用意してくれるのです。
カートにかかるイニシャルコストが、まったくの
無料、タダ、『0円』!!
こんなうれしいレースがあったなんて。
今の今まで、僕は気が付きませんでした。
ほら、ずらっとマシンがならんでるでしょ。


レンタルカートと違うのは、なにより、あの重い鎧かぶとのような、車体ぐるりを取り囲むプロテクターが取り外されていること。
このため、相当な軽量化が図られています。



エンジンはヤマハのMZ200 
レンタルカートのエンジンのまんま!!
ただし……
ふふふ。
タイヤが断然違うのですよ。
しかもカットスリック。
(こういう呼び方でいいんですかね? 80年代、バイクにはまっていた僕らは、こう呼んでいました)
溝があらかじめ入れてあって、これなら、少しのウェットなら走れそうですね。

僕も、神戸スポーツサーキットのレンタルで,
60秒を切ったら、是非乗ってみたい、と今からワクワクしています。

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SLO神戸 第6戦 レースレポートその①

2017年09月14日 | 2017年レースレポート
さて、久々のレースレポートです。
先日、9月10日(日曜日)に神戸スポーツサーキット
にて開かれました
「SLO神戸スポーツサーキット 第6戦」
の模様をお伝えしましょう。

僕は、前日の土曜日から取材開始。
今回のレースは、全日本とは違い、神戸地区限定のSLシリーズ戦なので、パドック内は、割と和やかな雰囲気。
空は秋晴れ。
サーキットには、子供達がいっぱい。
カートのエキゾーストノート。

いいじゃないですかぁ~。
これぞ、モータースポーツのお楽しみですよ。
と、ぶらぶらピットを歩いていると、中村海斗くんと海斗くんママを発見。


早速ご挨拶。
「こんにちわ、お久しぶりです」
海斗くんママ、
「あら、アマミヤさん、こんにちわ」とにっこり。

中村さんご一家とは、5月に僕がレンタルカートを始めてから、何度もお会いしています。
中村海斗くんは、2017ジュニアカート選手権FP-Jrカデットクラスに参戦しています。
日本を東西に分けて闘われるこのシーリズ。
海斗くんは西地域で、68ポイントをゲット。
現在、西地域ランキングで、なんと、ナント第1位!! 


トップの選手なのですよ。
驚異の小学四年生です。
すごいねぇ~。
そんなすごい選手のご家族と、気軽にお話しさせていただき、ほんとうに、感謝、感謝です。

今や全日本クラスの中村選手。
神戸地区限定のローカル・レースにも、ちゃんとエントリーして練習しているんですね。

調子の方は、いかがですか? とお訊きすると
「う~ん、ちょっとねぇ~」
と海斗くんママ、浮かぬ顔です。
あれ? どうしたの?

海斗くんのタイムが、あまり上がらないらしいのです。
「他の子より遅いんですよ」
と海斗くんママ、ちょっと心配そうです。
タイヤは、前のレース、第四戦の瑞浪で使ったものを、そのまま使っているそうです。



メーカーは、ヨコハマタイヤ、ADVANですね。
リアタイヤ、綺麗な溶け方をしてますねぇ~。
やっぱり『速い人』は、タイヤの使い方がうまい!!

***

さて、海斗くん本人は、数ラップの練習走行とピットインを繰り返しています。



そして、海斗くんとママは、フロント周りの調整をすることに決定。
ここで、神戸スポーツサーキットの必殺仕事人、Sさん登場です。
この人、本当にすごいなぁ~。
ちなみに、このサーキットのオーナー社長も、
自ら、夏場、麦わら帽子をかぶって、草刈機で雑草を刈り取ってます。
こういうところが、気取らなくって、イイ感じなんですよね。


う~ん、ゼッケン44番『JAF』のステッカーが”まぶしい”ぞ!

この土曜日は、他にも明日の決勝の準備として「Kidsカート」のエンジンの調整を、スタッフの方が、丹念に行なっておられました。


キッズカートは、みんなに同じエンジンが貸し出されます。
だから、もろに、技量の差が出るわけですね。
小学校に入るか、入らないか、ぐらいの幼い子供たちにも、レースは厳しい現実を突きつけてきます。
それがまた、次にチャレンジをする原動力にもなるんですね、と僕は勝手に思っているんですが。
さて、土曜日の取材はここまで。
神戸スポーツサーキットには、エアコン完備の「休憩室」があります。
夏場は本当に助かります。
そこで午後のティータイム。
サーキットの自販機に、なにやら僕好みの『らぶりぃ~』な飲み物が。


この、ミルクたっぷりのふんわりとした飲み物。
明日はレース本番。
そのまえに、ほっと、一息。
(次回へ続きます)

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2017年5月28日 KSC Taero 3h 耐久 レース

2017年06月09日 | 2017年レースレポート

2017年5月28日 KSC Taero 3h 耐久 第3戦 1/3

5月28日のレースレポート最終回です。
午後からは3時間耐久レース。
「TAERO3h」という年間7戦行われる、シリーズ戦。1位20ポイントから10位1ポイントまでが入賞圏内。
参加グループは過去最多の21組だそうです。
スタートはルマン式です。
ファーストドライバーは乗車し、エンジンをかけてスタンバイ。

セカンドドライバーは反対側で待機し……。
乗車しているファーストドライバーの右手をタッチしてスタート。

 

午後2時。
3時間耐久レース、今スタート!!

三時間の戦いが始まります。
耐久レースにはドライバー交代があります。
規則では
①1名あたり乗車時間10分以上30分未満
②3時間以内に9回以上の交代義務
③1名あたりの乗車は3時間に2回以上
となっております。
平均すると20分に1回はドライバー交代があると言うことです。
各チーム、2名から4名体制でレースに参戦しています。
レース開始後、20分を過ぎたあたりで、そろそろドライバー交代の用意です。

 


一人で30分以上の走行が認められていないので、各チーム次々とピットイン。
このあたり、耐久レースならではの緻密な戦術が必要ですね。

 

 

ドライバー交代の後は計量があるのです。

 

 さて、耐久レースにつきものといえば

「給油」と「タイヤ交換」

ですが、このレースではそれを
「車両交換」

と言う方法で行うのです。
給油済みの準備車両をあらかじめ用意し、ピットインしてきた車と交換するわけです。
ここで最大の見せ場。
①車両交換時間を3分間に設定。その間は停止すること。
②レース中1回以上行う。
③一度にピットに入って交換できるのは2台までに限定。


上の写真。
今2台がすでにピットで車両交換ずみです。
あとは3分間”じりじりしながら”待つわけです。
チームとしては、どのタイミングでピットインのサインを出すか?
それが勝負の分かれ目になるのです。
上の写真では、3台目の車が、車両交換のためにピットインしてきました。
しかし、車両交換が同時にできるのは「2台まで」
前の車がピットアウトするまで余分に待つことになるわけです。
必死にコンマ1秒のタイムを削ってきた努力が、帳消し。
一気に「分単位」の重荷を背負わされる羽目に陥るのです。
この耐久レースを見ていて思いました。
速く走れる人同士がチームを組み、
緻密にプログラムを考え
勝てる体制を整えたチームが
「強いチーム」であり「ポイントが取れるチーム」であろうと思います。

3時間が経過。
午後5時、夕暮れの雰囲気の中、チェッカーフラッグが振られ、競技終了。

 

 完走したチームのみなさん、フラッグを掲げてパレードラン。

 

 ピットに戻ってきます。

 

 優勝はチーム「中島レーシング」 212LAPでした。

2位はチーム「そして神戸」 211LAP
3位はチーム「おさきにどうぞ」211LAP

 

みなさん、走り慣れてるなぁ~、と言う貫禄十分。
最後はみんなで記念撮影。

 

お疲れ様でした。次のレースまた頑張ってくださいませ。

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5月28日レースレポートその③

2017年06月04日 | 2017年レースレポート
5月28日の神戸スポーツサーキット

でのレンタルカートレース。
レポート第3弾です。

エキスパートクラス決勝レースは15周回。
フレッシュマンクラスで2勝した人たちで競い合うハイレベルのレースです。
第二ヒートのワンツーフィニッシュ!
カーナンバー6番、大平選手、カーナンバー7番、安藤選手


チェッカーを受けるのは気持ちいいですね。


エキスパートクラス総合順位は以下の通りです。



表彰台のみなさん。



ちなみにこの日のピット内風景。


結構がら~んとしてます。というのも……。
この日はレンタルカートのレースなので、ピット内にマシンや工具がないからです。
みなさん、まったりとアウトドアスタイルをたのしんでます。
このピットの屋上階が観覧席になっています。
そこでは
オフィシャルのビデオ撮影も行われているのですよ。


この季節はいいけど、真夏や真冬は大変でしょうね。
レースのレポートを、ブログに書こうとすると「ハタと困る」ことが出て来ました。
肝心の写真がないのです。
時系列の写真をなかなか撮れない。
それはレース中、僕が一人でラップタイムを取り、観戦場所を移動し、写真を撮り、気づいたことをメモし、次のスケジュールは何かな? とオフィシャルの通知書に目を通し、等々、実に忙しかったからです。
今回の取材を通して、僕もいろんなことが学べました。
オフィシャルのみなさまもお疲れ様です。



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5月28日レースレポートその②

2017年05月31日 | 2017年レースレポート

神戸スポーツサーキット主催のカートレース
2017年「FastestCUP&TAERO3h」シリーズ第3戦
レポートその②です。

フレッシュマンクラスがコースインします。



レースのまえ、このフレッシュマンに参加している福井さん親子にお話を聞くことができました。
レースを始めたのは1年ほど前のこと。主に宝塚のサーキットで走っているということでした。
この日もご実家の高槻市からお父さん、お母さん、息子の大貴くん、3人で神戸スポーツサーキットまで来られています。
大貴くんは中学一年生12歳。
このサーキット、レンタルカートでは、0分57秒台で走れるとのこと。
すごい!! 速いです!!
本日の予選は49秒501のタイム、7位からのスタート。




グリッドに着く福井くん、セナのヘルメット、カッコいいぞ! 
頑張ってね!

そしてレーススタート!!



スタート直後は大混戦




応援している福井大貴くん。
第一ヒートは、序盤我慢のレース。
しかし、タイヤがあったまって来た3周目あたりからその実力を発揮して来ます。
特に印象的だったのはコントロールタワー前のストレートから1コーナーへの突っ込み。
インに飛び込み、順位を上げました。
神戸スポーツサーキットの1コーナーは、アクセル全開で飛び込む、チャレンジングなコーナーなのですよ。(僕も最初は怖くて、怖くて、ブレーキ踏みっぱなしでした)
その高速コーナーの「インを差す」というのはすごい度胸ですね。
ヒート1終了時の結果はこちら。


福井くんは7位発進から4位へジャンプアップ!
しかも、なんと、レース中に49秒015のファステストタイムを叩き出しています。
このあとのヒート2で福井くん、なんとトップチェッカーを受けます。




1位おめでとう。

ヒート2の結果はこちら。



フレッシュマンレース終了、
車がピットに戻って来ます。
皆さんお疲れ様です。




フレッシュマンクラス表彰台
総合優勝は松山大輔選手
総合2位は福井大貴くん。
総合3位は山崎耕一選手

みんな、おめでとう!!
シャンパンファイトだ!!
(*もちろん、ノンアルコールの発泡飲料ですよ*)



レース結果はこちら。



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