およねちゃんに誘われて、以前から気になっていた雑司ヶ谷のタンゴライブ「エル・チョクロ」に出かける。
わたくしは西巣鴨から都電に乗って「鬼子母神前」で降りました。
都電沿線は地味な街並みだし、なんでこんなところにライブハウスを作ったかなとは思った。
おうちでサロンコンサートしたり、昔の蔵を改造してライブをやる家もあるので、それほど驚きはしませんでしたが、民家のど真ん中だし、ご近所に騒音になってもいけないだろうし、やっぱり菓子折り配るのかな・・・とか余計なことも考えました。
出演は
ピアノ佐藤美由紀 ギタースズキイチロウ バイオリン谷本仰 のみなさん
それにダンス&歌 ケンジ&リリアナ
30人も入ればいっぱいになってしまうような空間での熱い演奏と、ダンス。
最前列に座っていたので、ダンサーさんが足を上げたら見事にアッパーくらうだろうという予想に反して、実に器用に足を折りたたんで誰も蹴らない安全なフロアショーでした。
しかしタンゴの演奏のすごいところは、120%体と技を使ってくれるところだろう。
技術も然ることながら、体力と集中力が無いとできないわ~。
返す返すも楽器のライブは潔い。技術と情熱と。
歌や踊りがなくたって十分楽しめる素晴らしい演奏でした!
取材に入っていたNHKのディレクターが客席を回って質問するんですが(わたくしもされた)
雑司ヶ谷とライブハウスの組み合わせってどうですか?
とか、
こんなところにライブハウスがあることにビックリしたでしょう?
とか、
こんな間近で演奏を聞くことに圧倒されませんでしたか?
とか、
あんまりタンゴの演奏と関係ないし、どうしても質問にYESと言わなければならないような持って行き方(わたくしは特に意外だとも思わなかったのでYESとは言わなかったが)は、さすが、やらせで番組ひとつ作っちゃうNHKのパワーを感じました。
そんなことより、日本のタンゴの奏者とファンがこれだけ熱いということをアピールして頂きたいと思いました。
ジャンルが特化されていて、一流の奏者がしのぎを削っていることも。
多分いつ行ってもそれなりのクオリティーを体験できるんだろう。
民家の真ん中であろうとなかろうと、こういうライブハウスが儲け度外視で経営されていることを大きく取り上げて頂きたいです。
わたくしのうちからも行きやすい場所でもあるし、これからも注目したいライブハウスでありました。
さて。本日は上野でライブ。http://www.livespace-qui.com/
わたくしもいいライブをしたいと思います。
お出かけくださいまし。