本日は本当に久々にフリーな一日だった。
午前中にボロ家の耐震診断の結果が来たので、ぼちぼちリフォームにかかろうと思う。
しかし、年度内は消費税アップに絡んで建築ラッシュだから、4月以降の方がのんびりできるのかも。
せいぜい耐震補強とちょいバリアフリーくらいだし。
お金持ちだったらよかったけど、そうじゃないから身の丈で。
家というのは、例え地震で傾いても火を消したり、大事な物を持ったり、逃げ出すだけの時間を稼げる強度を持つかどうかだそうだ。いきなり潰れなけりゃマル。完璧は目指さない。
そんなもんでしょ・・・という気分です。
午後からこれまた久々に母の施設へ面会に行く。
母は髪の毛をカットされて前髪が眉毛の遥か上方に揃えられていた。
テクノか。
取りあえずその髪型を褒め、わたくしは誰か・・と質問すると、案の定妹の名前を言った。
その妹も今や老人ホームで暮らしている。
どっちもどっちだから、お正月にでも会いに行く?と聞くと「そりゃあ、会いたいものねえ。行くわよ。」と。
でもすぐにその話も忘れるので、当てにはならない。
ipadで京都の紅葉やら、教会のクリスマスの写真を見せると、
いいわねえ。こんな綺麗なものが見られて。
と頭を抱えて嘆くので、「どこか行きたい所がある?」と聞くと
あるけどね、今日もお友達と食事に行ってすぐ疲れちゃったから、行きたくないわ。
どこのお友達とどこへ行くんだろうか。
母の頭の中は過去の記憶の断片のようだ。色んなシーンがコラージュになっているらしい。
30分くらいで退出。
帰り路で整骨院を見つけたので試しに入ってみる。昨日立ちっ放しで腰が痛いので。
異様に親切な男子数名と、院長と呼ばれる威張った感じの男性とで経営しているらしい。
まずは親切な男子から模型を使って人骨の説明。眠かったので薄目を開けながら聞いた。
それから院長による治療。
よくあるビフォア・アフターのアピールが始まる。
今出来ない事と、治療後に出来るようになることの差をつけるために、大げさにやれ股関節が固いから足がどうの・・とか説明しながら施術し、施術後はそれが全て改善されているという治療マジックだ。
わたくしはバレエをやっているので、自分がどの程度かを知っている。両足の長さが違う・・・なんてことは今時誰でも知っているし、驚くような話ではない。
それでも最後に腰に湿布を貼ってくれたのは嬉しかった。
わたくしがカーテンで仕切られた個室を出ると待合室に大勢患者が待っていた。そこそこ評判がいいのだろう。
うちへ帰ってきたらまともに歩けないくらい腰の痛みは増していた。
これを好転反応と呼ぶのかヤブ医者と呼ぶのかは明日の朝にならないと分からない。