【ELIZABETH】
1999/08/公開
製作国:イギリス
監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット、ジョセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ、クリストファー・エクルストン、リチャード・アッテンボロー
その瞳が、唇が、その存在が革命<ヴァージン・クイーン>25歳。
STORY:カトリックとプロテスタントの争いが激化する、16世紀のイングランド。エリザベスは、腹違いの姉で、彼女をロンドン塔に幽閉したメアリー女王の崩御後、世継ぎとして弱冠25歳の若さでイングランド女王に即位する。エリザベスには愛する恋人ダドリーがいたが、女王の立場は関係の緊迫した隣国との政略結婚を迫る。様々な謀略が渦巻き絶えず命を狙われるエリザベス。そんな苦悩が続く中、カトリックの最高権力・ローマ法王による謀反計画を知ったエリザベスは、対抗権力の粛清を行う……。(yahoo映画より)
今年の初めに観た『エリザベス:ゴールデン・エイジ』が後編ならこちらは前編的なお話ですね。
ゴールデン・エイジより約10年前の作品ですが、監督やエリザベス一世を演じるケイト・ブランシェットやウォルシンガム卿演じるジェフリー・ラッシュは同じ。すごいですね~
本当はあの後観たかったんですがレンタルされてなくてやっと観られました。
歴史ものは大好きなのでとても興味深く観られました。こちらはゴールデン・エイジに比べると内容的には地味ですね。エリザベス一世について軽くしか知らないので、やや淡々とした展開ではありましたがかなり興味深い内容でとても勉強になりました。
地味とはいえ、豪華な衣装やセットはかなり見る価値ありですねぇ。エリザベス一世はケイト・ブランシェット以外考えられないと思うほどのハマリ役でした。
さすがに若かったけれど存在感は変わらず。
25歳の若さでイングランド女王に即位したエリザベス一世。華やかな衣装に身を包まれている裏では、常に命の危険にあったり、彼女をよく思わない者たちの企みがあったりと苦悩の連続。誰も信じることができない孤独感がとても切なく感じました。
ラストの“私は英国と結婚しました”というセリフが泣けたなぁ。自分自身は自分のものでなくて国のもの、すべての個人的な感情は捨てて、国のために捧げる覚悟をしたエリザベス一世の決断はお見事。でも普通の女性として生きられないことを思うととても切ない・・・
ただね、登場人物が多いんですよ~。観る前にある程度の知識を入れておかないと混乱しますね、、、私もやや混乱してるもん。また観よっかなぁ。
でもちょっと気になったのは、“ヴァージン・クイーン”というからてっきり・・・と思ったらまぁそれなりに・・・あったんですね。
女王として自分の個人的感情などを捨て、自身を国のために生きるという相当の覚悟から生まれ変わったということなんでしょうけどね。
それにしてもケイト・ブランシェットは素晴らしい女優さんですね。
ラストの白塗りで現れる姿は圧巻でした!
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