続きです
徹子さん「新曲のプロモーションビデオありますから、みなさんがどんなにお元気かを…渚でシャララ」
PV流れる
鳥さんのところ。
徹子さん「あらら…白いのがジュリーのようですが…。大変じゃないですか、こんな歌うの…」
加瀬さん「もう苦しいです。暑くて重いし」
徹子さん「曲は加瀬さん?」
加瀬さん「そうです。このときは楽器ひいたりしてますけど、現在はちゃんと本格的な振り付けつけて5人で踊ってるんです」
徹子さん「かぶってはいないの?」
加瀬さん「かぶってはいないです。危ないんですよ」
鳥さんを脱ぎ捨てるとこ徹子さん「あ、取った取った
沢田さんの声は独特ですね~」
後ろから「声いい~」「色気がある」…
徹子さん「いっしょに出てる人がいっしょに出てる人をほめてる…。でもお互いにバラバラの活動だったけど、昔からお友だちで、またいっしょにやるってのは沢田さん、いかがですか。」
ジュリー「(マジメな感じ)楽しいです。もともと先輩バンドですから」
徹子さん「あなたがいちばん若い?」
加瀬さん「還暦過ぎたけどいちばん若いです」
徹子さん「ワイルドワンズってのは相当すごいですね」
みんな笑い
徹子さん「若い人がどんどん出てきてるっていうのに、武道館いっぱいにできるっていうのは。ワイルドワンズのファンもほんとに多い」
ジュリー「そうですね」
徹子さん「みなさん60歳を過ぎていらっしゃる…」
加瀬さん「僕は来年古稀です。70です」
ジュリー「古稀…」
徹子さん「還暦過ぎた方がいちばん若いっていうのは日本では…」
加瀬さん「60代のオヤジが歌って踊って、あんなに元気だってとこを見せたくて、あの曲はリズムから作ったんです。ご覧になった熟年層の方は、あいつら、あんな元気で楽しんでる、俺たちももっと元気でがんばらなくちゃって思ってくだされば」
徹子さん「今、頭にかぶらない代わりに振り付けを…」
加瀬さん「ちゃんとした振り付け師にね、ジュリーがちゃんとした振り付けでやろうよ、って」
ジュリーが横で、ハハハ
加瀬さん、ちょっと踊る
徹子さんちょっと笑ってる
ジュリー「むつかしい踊りなんですよ」
徹子さん「沢田さんはあんまり踊ってなかった?昔」
ジュリー「わたしはいいかげんな…その場限りのやつ…」
手マネしてかわいい
徹子さん「ソロの時はその場限りでもいいんだけど、いっしょになると」ジュリー「いっしょになるとね」
徹子さん「ちゃんとやんないと」
ジュリーうなづく。
また、お母さんに言い聞かされてる息子みたい
加瀬さん「僕たちはうまくないけど、一生懸命やってるとこ、見ていただければ」
コマーシャル
S○APと共演して
徹子さん「この前、S○APと…ジュリーもいたの?」
ジュリーうなづく。
加瀬さん「この5人で…ちゃんとした振りで」
ジュリーちょっと眠そう
徹子さん「悔しいことに、この方たちは1ヶ月稽古したのに」
加瀬さん「S○APはその日スタジオにきてやって、本番ではおんなじように踊るんですよ」
鳥塚さん「しかも指先がピッとなってましてね、首なんかもくっくってカッコいいんですよね」 加瀬さん「体のキレがぜんぜん違う」
植田さん「僕らは相当速く動いたつもりなんだけど、画面上は僕らの4倍の速さで動いてますね」島さん「30歳の差は大きいね」
ジュリー「どこから算出したわけ?」
植田さん「だいたいだよ~」
島さん「30歳の差は大きいんですよ」
鳥塚さんがS○APのピッとした指先のマネ。
鳥塚さん「彼らはそういう訓練を受けてるんでしょうね」
ジュリーが自分たちの指先を…
「ちょっとふるえたりして…ハハハハ」
鳥塚さん「細かいところにも差は現れるね。僕らは1ヶ月かかって覚えたことを彼らは午前中の何時間かで覚えたんだから」
徹子さん「彼らは小さい時から踊りはやってるから…でも違う人たちの踊りなんだけど、ね」
一同頷く。
鳥塚さん「歌もそのとき覚えたんですって」
徹子さん「えっ
歌もそのとき?悔しいったらないですね~」
みんな笑い
徹子さん「まぁみなさんも昔はそうだったんだから…。ワイルドワンズとタイガースは同じ事務所だったんですって」
大ヒット連発の裏で
徹子さん「それもあって、仲がよくて、加瀬さんがジュリーのために、沢田さんのために曲を作って…はじめからみなさんずっといっしょだったと言えますね」
ジュリー「タイガースの曲も何曲か書いてくださってる」
徹子さん「加瀬さん、相当ヒット曲をお書きですね」
ジュリー「日本のポップス界の先駆けの人ですから」
徹子さん「なんか突然フランスでやることになって…」
加瀬さん「渡辺美佐さんがね、ヨーロッパでジュリーのレコード出そうと…向こうで録音しまして」
ジュリー「シングル盤なんかね。歌詞カードがついてないんですよ。盤しか入ってないっていう…日本のレコードだと見ながらね、例えば、ア○ネスチ○ンとかオウ○ンフ○フィさんとかが“みろ~すりぃ”とか歌ってても“あ、御堂筋だな”ってわかるでしょ。だからそれがないわけですよ。だから何言ってるんだかわかんないって言われて、やり直しを何回かやりました」
ジュリーって話す時にけっこう手ぶりするね。“盤”って時は円を描いて、“歌詞カード”の時は手のひらに書くマネ。
加瀬さん「いちばんつらかったのは、いったん終わって、2人ロンドン行ったんです。レコーディング残ってたから。それも終わって帰ろうとしたら、前の晩に渡辺美佐さんからパリから電話がかかってきて、やっぱり会議で、あの発音じゃ出せない、もう一回パリに戻ってくれ、それをジュリーに言ってくれって」
ジュリー「それもね。練習をしてそれを向こうの偉い人がみてオッケーならもういっぺん吹き込む、と。練習のために帰るんだよ…って、出すとは限んないよ…それをやる気があるかって言われて。美佐さんは、行きましょ、行きましょって」
また手ぶりいっぱい…普段のおしゃべりでもそうなのかな
加瀬さん「ジュリーとね、明日帰ったら六本木で寿司食おうって決めてた、そのときに美佐さんから電話で、ジュリーにこれ言うのつらいな…」
2人の当時の写真
加瀬さん「で、ジュリーに、どうする?って聞いたら、ここまでやってあきらめるわけにいかないから行きましょうって言って2人でパリに行って」
徹子さん「で、ヒットチャートで」
加瀬さん「3位」
横からジュリーが指で4を出しながら「4位じゃなかったですか、4位」
ジュリー、ハナをぐすん…
徹子さん「でも日本人がフランス語で歌ったものがそんなにいったなんてことはないわけでしょ」加瀬さん「ドイツ、フランス、スイス、ベルギーとかスペインとか出て。徹子さん「英語と両方で」
ジュリー「スペイン語でも歌わされましたね」
加瀬さん「ドイツ語でもやらされたよね」
ジュリー「ドイツ語はね、向こうがあきらめました。英語でいいって」
徹子さん「でも世界的にやってもらおうっていう渡辺プロのプロデュースは正しかったって」
加瀬さん「その頃ジュリーは日本でもすごい売れてる時だったから、どうしても出なくちゃいけない番組とか、だから1人帰って僕はパリで待ってて、翌日また戻って」
コマーシャル
徹子さん「巴里にひとりがそんなに大変だったって、ちょっと聴いてみますね」
このとき、後ろで植田さんと島さんが遊んでる
巴里にひとり
みんな聴き入る。
徹子さん「歌として聴いた時になんともいえない 感じがありますね。三位か四位になるだけのことはあるな、と」
海にむけて
加瀬さん「これ、詞がジュリーなんですよ、曲は僕で」
徹子さん「珍しいじゃないですか、沢田さんの詞」
加瀬さん「いや、最近は作ってるね。自分のアルバムで」
ほらほら、またまた加瀬さんすばやくフォロー。
ジュリーはうなづく。
加瀬さん「これは2年くらい前に、ジュリーのソロの」
徹子さん「今度のアルバムにはあなたが曲を書いて、沢田さんが詞を書いたのも入ってるんですよね。今日はあまりにも複雑で…」
みんな笑い
徹子さん「たいして複雑な話はしてないんですけどね。ジュリーとワイルドワンズがこれからツアーに行くって話なんです」
コマーシャル
徹子さん「島さん何にもお話していただいてない気がするんですけど」
島さん「いや、昔、現役当時、一週間時間があったら何になりたいですかって聞かれて、3日間加山○三さんやって4日間ジュリーやりたいって思ってたことがあります」ジュリーちょっと笑い
島さん「両方ともかっこいいし、大人としてかっこいいし、沢田君も同朋としてかっこいいし」
徹子さん「男の人が憧れる」
ジュリー「あんまりいいことないよ~」と島さんに。
みんな笑い
徹子さん「さっきの鳥かぶってたのと同じアルバムに“Friendship”って素晴らしい曲があるんですけど、沢田さん、どういうおつもりでお書きになったんですか」
ジュリー「2人の友情を書いてくれって加瀬さんから言われて、それに曲をつけるからって」
徹子さん「みんなのこと歌ってる…」
加瀬さん「いや、2人のこと」
徹子さん「みんなだっていいじゃないの」
みんな笑い
加瀬さん、やけにムキになっちゃって
徹子さん、ちょっとあきれてる
「ちょっと聴きましょ」
加瀬さん「ひとりは湘南ボーイ、ひとりは京都ボーイ」
徹子さん「あぁ、加瀬さんとジュリーのこと。ま、でもみんな湘南ボーイなんだから…ま、いいフレンドシップを続けていらっしゃるということで…。今の曲はみんなコンサートの時に聴ける…」
加瀬さん「はい、やります」
徹子さん「鳥はかぶんないそうですけど。すごい振り付けでちゃんと踊るって、ちゃんと1ヶ月稽古して…」
植田さんが後ろで振り
加瀬さん「もう大丈夫です」
ジュリーちょっと複雑な表情
徹子さん「5月末からツアーが始まるそうですけど。沢田さんどんなお気持ちですか」
ジュリー「楽しみです。すごく」
徹子さん「ステージでそれだけのことができるのも楽しみなら、いっしょに旅行するんですものね。どんなことがあるか…ジュリー「そうですね」徹子さん「みなさんもそうですか」
みなさん「はい」
徹子さん「おいでいただいて良かった。成功を祈ってます」
一同「ありがとうございました」