リカリズムな日常

6拍子に彩られた破天荒な毎日

QUEEN'S ROCK RIOT vol.2

2009年01月22日 | ライブレポート
そして、18日。
下北沢251にてFOXY企画のイベントに参加して参りました。

やあ久しぶり!な女性ボーカルたち。
ELIZABETH.EIGHTさんも12月24日に対バンしたばっかりだし。
ほんとに、楽しい夜でした。

この日。
公私共に特別な夜となりまして。
女王たちの集うイベントでもあり、
10年来の友人が初めてライブを観に来てくれた夜でもありました。

いやーーーー。
緊張した。

なにしろ、私がパフォーマーとしてステージ立てるように育ててくれた恩師であり、
共に演劇を作った経験のある同志であり、私の裏も表もご存知な方ですから。
彼から卒業して4年が経つのですが、その4年間一体何をしていたか
しっかり見せてもらうよ?的な空気はビシビシ伝わってくるのですから。


そんなこんなで、ステージは一切出し惜しみしませんでしたよ。
この日初めてマイクスタンドを使って歌ったのですが、すごくいい。
エネルギーがスタンドを頼りにズバッ!!と上に向かう感じ。
持ってるもの全部全部、使い切った感覚でした。

その気持ちいいこと。

久しぶりに、心地いい疲れを得られた気がする。
やっぱり、いつもこういう感覚で歌っていたいよ。
出し惜しみとかコントロールとか気遣いとか、もういやだよ。

その上で、いい意味での欲が出てくるのですから。
「次はもっとよくしてやる」って。


女王たちのライブは。
言わずもがな、かっこいいわけです。
女がギターだのマイクスタンドだの持ってロック叫ぶだけで十分ドラマティックなのよ。
でも、彼女たちは私も含め、そんなとこには満足しないのよ。
彼女たちがかっこいいのは、自分の生き方を追求しようとする覚悟が見えるから。
それは、男にはない力強さなのね。
女が女たる生き様の美しさなのです。

FOXYよ、見事に大輪の花々を集結させてくれた!
そこに呼ばれたことを誇りに思うよ。

ありがとう。


写真は誕生日ってことでバンドメンバーがサプライズでくれた花束です。
お心遣い、ホントにありがとう。
30本の薔薇はお部屋でとてもいい香りを放っています。








そして30歳になりました

2009年01月22日 | プライベート
そんなこんなで1月17日を向かえ、見事30歳になりましてん。
想像していた30歳とは随分かけ離れてんなぁ、と思いながら
ダリンが用意してくれたワインを口に注いで。
味はほろにがく、甘く。

五味太郎さんの本にあったお話を思い出すのです。

絵本作家になりたいと言い出した子どもを説得して欲しいと
五味太郎さんに子どもを突き出す母親がいたのです。
「人生そんなに甘くないっていってやってください!」と。
でも五味太郎さんはその子にこういうのです。
「なんとなく行きたい方向があると、人生それなりに甘いよ。」


我ながら勝手に生きてきたなと満足でもあり、反省でもあり。。。。

そして私は幸せであり、不幸せなのだと心から痛感するのです。

演劇を知ってしまったから
ステージを知ってしまったから
音楽を知ってしまったから
マイク前を知ってしまったから
魂根こそぎ持ってかれるような恋愛を知ってしまったから
信頼し、尊重しあえる仲間を知ってしまったから

幸せを知ってしまったから、知らない頃には戻れない。
そして永遠に求めてしまうのでしょう。

その生き方はとても不器用だと自覚しています。
でもね。

私が死の接吻を受ける時が来たとき、
飢えも苦しみも恐怖からも解き放たれるとき、
きっと笑えるんじゃないかと思うのです。

さいっこうに楽しい人生だった!と、泣くほど笑えるように思うのです。


そうやって死にたい。
例えば神さまが私に惚れちゃうくらいに。

あんた、よっくひっかきまわしてくれたよ。
おかげですっかりあんたのファンだよ。

そう言ってもらいたくて、こうやって借金かかえてもうつになっても
まだ芸術やってくパワーが残ってます。


まぁ、かといって。
ゴール地点にはまだまだまだ。
足りない部分もまだまだまだ。

やみくもにつっぱしったツケを支払うのは、きっとここからです。
私は私の生き方に責任を持たなければ。

お告げで「未曾有の娘」と名づけられた私の結末を、
真正面から受け止められるように。


これからも。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします☆