顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

手術法の選択

2008-06-28 22:44:35 | Weblog
今日、N病院(歯科付属病院)に行きました
約2ヶ月ぶりにS病院の主治医の診察日でした

今日は本当にいろいろありました。一度に書ききれない量なので、何回かにわけて書きますね。

まずは、8月に受ける骨移植の手術についての話です。
(これまでの詳細は、4/27「骨移植について」・5/14「入院期間」・6/15「手術に向けて思うこと」)

主治医に「この2ヶ月でいろいろと手術法を考えたんだけど、顎の骨からは量が足りなさそうなのね。オトガイと左側の一部と右側奥の部分を足しても、量が足りないのね。やっぱり十分量の骨がほしいから、足か腰かのどっちかで採ろう。」と言われました

どうせ手術で顎をいじるので、どのみち顔は腫れるから、だったら顎から骨を採ってもらおうかな、と考えていたのに、うまくいかないものですね

私が「足はイヤです。」と言ったら、「じゃあ、腰からにする?大変だけど、それでもいい?」と言われました

以下がそのときのやり取りです

私:「そんなに腰と足で違うんですか?」

主治医:「腸骨だと、痛くて本当にしんどいよ。手術後はしばらく歩けないし、その分入院期間も長くなるよ。脛骨の方がだいぶラクだという話だよ。」

私:「足だったら、どのくらい傷がつきますか?」

主治医:「骨をどの程度採るのかによるけれど、あなたの場合は膝の内側のところを約5㎝縦に切るから、そのくらいの傷は残る。でも痛みは少ないし、手術をした次の日には、歩行器を使って歩けるようになるという話だよ。」

と言われました

すると主治医がもう1人先生を連れてきて、その先生からお話がありました。

「足だったら確かに目立つところに傷は残るけれど、術後の痛みがだいぶ違うのね。確かに腰だったら、傷は外からは見えないけれど、痛みとリスクを考えると、足をすすめる。やっぱり腰骨だから、内臓に近い分リスクは足と比べると高いし、歩行をつかさどる神経もたくさんあるから、麻痺や痺れが残ってしまう可能性も、足より高い。もう傷を選ぶか、痛みを選ぶか、それはあなたが決めて。」とお話がありました

本当に悩みますどっちにしていいのかわからないです

―明日に続く―

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