顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

親の気持ち

2008-06-04 18:40:07 | Weblog
病気になって辛いのは自分だけではなくて…たぶん親の方が辛いのでは?と思うことがあります。

私は結婚していないし、もちろん子供もいないので、親の気持ちがわかると言ってもたかがしれているけれども…

でも自分の娘の顔なんかいじってほしくないと思うし、しかも20代の女の子が、キレイになるのならまだしも、手術をすることで顔がおかしくなるのは、親としても見ていて耐えられないと思います

手術に関しても、私は寝ているだけで終わったので何も頑張ってはいません
予想していたよりも手術時間がかかり、それでも親はずっとは出てくるまで不安な気持ちで外で待っていてくれて。(1/23「手術談①」)
術後は調子が悪くて、ずっと眠っていたのですが、それでも私が目覚めるまで待っていてくれて。

さらに入院中、顎が痛くて声が出せないというのもありますが、何より歯を失ったことがショックで、親の前では涙こそ見せなかったものの、笑顔を作れなかったし、話すこともできなかったのです

返事をしないとわかっているにも関わらず、それなのに一生懸命話しかけてくれたこと、紙と鉛筆を渡してきてくれたこと、手術の傷が痛くて、退院間際になっても流動食が食べられないので栄養が取れず、主治医を困らせていたのですが、その様子を見てアイスクリーム(しかも私の大好きなハーゲンダッツ)を持ってきてくれたこと、口をあまり開けることなく、顎に少しでも負担をかけないで食べられる(飲める)ように、短くて細いストローを持ってきてくれたことetc

今でも覚えています

小さい頃から歯の矯正で何百万とかかっているのに、その歯をムダにしてしまった最悪な娘なのにね

恥ずかしくて直接言葉にできないから、この場を借りて…ありがとうございます
そして、このブログを読んでいただいているみなさんにも、感謝しています
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