東京23区公立小学校 親の平均年収ランキング

朝日新聞系の雑誌でＡＥＲＡを読んでいて、興味深い記事を見つけました。
それは東京23区の公立小学校で、各区で一番高い平均年収の小学校が掲載されていました。

スタイルアクトという不動産コンサルティング会社が公表したのですが、年収というデリケートな部分をどうやって親の年収を調べたのか。
国勢調査や住宅・土地統計調査を使って、各町丁目別の年収データ（単身者を除く）を算出し、それを各学区域に当て込んで、独自のロジックを使って分析、集計し、23区それぞれの平均年収のトップの公立小学校を一覧にしたようです。
また各学区域における70平米（3ＬＤＫの標準的な広さ）の新築マンションの相場価格も併記されています。

1位は港区立南山小学校で平均年収1409万円。学区内には総戸数793戸の六本木ヒルズレジデンスや元麻布ヒルズなどの億ションがあり、70平米の新築マンションが1億円越えのエリアです。
近くには有栖川宮記念公園があり、故橋本龍太郎元総理大臣、故金丸信元副総理大臣、ミュージシャンの布袋寅泰さんの自宅があります。
私のような庶民はとうてい住めないエリアです（汗）。
港区内は御成門小学校（平均年収1268万円）、白金小学校（平均年収1174万円）など、平均年収1000万円超の学校は複数あるようです。

2位は千代田区立番町小学校で平均年収1151万円。新築3ＬＤＫマンションはこちらも1億円越え。番町は歴史があるお屋敷街で江戸時代には旗本たち、明治には華族、官僚、富豪たちなどが住んでいました。

3位は渋谷区立神宮前小学校で平均年収1067万円。こちらも新築3ＬＤＫマンションは億ション。学区域は表参道駅と明治神宮前駅に挟まれたエリアで、小学校は表参道ヒルズに隣接しています。

我が新宿区は11位に津久戸小学校が入っています。平均年収954万円、新築3ＬＤＫは9000万円超。小学校は飯田橋駅の至近にあり、花街として有名な「神楽坂」が学区域に入っています。

小学校から早慶などの付属に入学して、大学までエスカレーター式に進学していくコースもありますが、小学校は地元の公立小学校に通わせて、中学校から中高一貫校に受験する人も最近多いみたいですね。
中高一貫校の大学進学実績が向上しているのが大きいです。