ワタミの不採算店舗の転換

ワタミ（7522）の2017年3月期決算見通しが今朝の日本経済新聞に載っていました。
これはワタミが発表した数値ではなく、日本経済新聞社が取材をして決算の数値を予想して記事にしたものです。

予想記事を要約すると連結最終損益は20億円程度の赤字（前期は78億円の黒字）だったようです。ちなみに前期は介護事業を売却したので78億円と大きく黒字を確保しました。2017年3月期の従来予想は2億円の黒字なので大きく赤字を膨らませたようです。理由は不採算店舗の減損損失が膨らみました。
ただ外食事業は国内既存店売上高が伸びるなど回復基調で、経常損益は約7億円の黒字（前期は11億円の赤字）と従来予想から5億円程上振れし、3期ぶりの黒字に浮上したようです。

不採算店舗の減損損失が膨らんだとのことですが、皆さんのお近くの和民、わたみん家などが別の屋号のお店に変わったところはありませんか？
例えば三代目鳥メロ、ミライザカなどの屋号のお店です。実はこれらのお店もワタミが経営しているのです。
売り上げが低迷して採算が悪かった一部の和民、わたみん家の店舗をテコ入れして三代目鳥メロ、ミライザカなどへ転換を進めたのです。
テコ入れがうまくいっているようで、2018年3月期は外食事業の持ち直しで、最終損益段階まで黒字に転換する可能性が高いと日本経済新聞社では予想しています。
ワタミによる2017年3月期の決算発表は5月15日の予定ですが、どのような発表になるでしょうか。

ワタミの株主の私としては、まだ新業態の三代目鳥メロ、ミライザカがどんなところか気になっていました。そこでＪＲ新大久保駅前にあるミライザカに行ってきました。

ジムビームハイボールが税別199円、生ビール（プレモル中生）が税別299円と安いです。

和民、わたみん家などで飲む時は「お通しカット」をしてもらっています。飲み放題などを利用する際に「お通しカット」が出来ない時は仕方ありませんが。
そこで店員さんに「お通しカットで」と言うと、「出来ません」との回答。
私「えっ、ここってワタミさんですよね？　どこのワタミさんでもお伝えすればお通しはカットしてくれていますよね？」
店長「はい、私は店長ですが、ワタミでは今まではやっていました。ハイボールや中生を安価に設定しているので、総合的に考えていただけませんか？」
私「でも安いのはハイボールと中生だけですね。焼鳥などは値上げしてますよね？」
店長「いや、そこはちょっと分からないですが…」
私「でも店長さんが出来ないとおっしゃるなら、もう結構ですので帰りますね」
店長「いや、ちょっとお待ち下さい…」

ハイボールと中生だけ安さをアピールして、焼鳥の値上げを指摘すると店長さんが「分からない」では都合が良過ぎます。他の料理はあまり安いとは思いませんでしたので、この日は外で飲まずに帰宅しました。
「300～400円程度のお通しくらいで」と思うところもありますが、その分は食べたい料理を注文したいと考えてしまいます。友人がいたら「まぁいいか」と言ってミライザカで飲んでいますが、1人飲みですからね。