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放射能汚染に関する感銘を受けたコラム

2013-11-15 21:30:11 | 環境問題

今日は、放射線被爆の問題で、感銘を受けたコラムがあったのでご紹介します。中部大学教授 武田邦彦氏のコメントです。



誰が「放射線は怖い」と言ったのか?・・・誠実な日本に帰ろう!
(中部大学教授 武田邦彦)
ガジェット通信 11月15日

今回は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
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■誰が「放射線は怖い」と言ったのか?・・・誠実な日本に帰ろう!(中部大学教授 武田邦彦)
最近、「1年1ミリが被ばく限度というからみんなが怖がるのだ」とか、「福島の農作物を怖がるのは風評だ」という人がいます。ほとんどが学歴が高く、常識もある人で、「被曝を怖がるほうが、ストレスで病気になる」と言います。

では、いったい、だれが国民を「怖がらせた」のしょうか??

一般人の被ばく限度を1年1ミリを決めたのは放射線関係の審議会などで、今、「1年1ミリなどという規則はない」と言っている人たちです。

病院のレントゲン室を鉛で囲い、患者がレントゲンを受けるときには医師が別室にいってスイッチを入れるのも医師自身でした。私のように原子力に関係していた人は「放射線は危険だ」と国民に言い、注意してくれるように一般の人に促しました。

文科省や内閣府は、汚染が広がるといけないということで事故の前の2010年に「規制を強化しなければならない」として、1年0.01ミリの免除レベルを決め、それを違反すると「厳罰主義」で1年以下の懲役としました。


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今では信じられませんが、これが文科省が出した「厳罰」を示す説明書の一部です。今ではこの目安となる1キロ100ベクレルを、自ら80倍の8000ベクレルに変えています。

1年5ミリ以上の被曝になる可能性のある地域を「管理区域」として、そこから物品や人間が出るときには必ず測定をすることになっていました。それを知っている名古屋大学の原子力の教授は愛知県日進市が管理区域に相当する場所から花火を持ち出して夏祭りをするのに、とめるどころか「大丈夫」と言いました。

つまり、「被曝は怖い。レントゲンはできるだけ受けないように。管理区域を守れ。廃棄物は0.01ミリ以下でなければ懲役だ」と言った人たちによって、国民は「被曝は怖い」と知ったのです。

「被曝は怖い」と言った人が、事故が起こったら「被曝が怖いなどというからストレスで病気になる」と言い、「汚染されている食品を食べないというのは風評だ」という。これが誠実な日本人でしょうか?? 自分が勧めてきたことを忠実に守ろうとする人をバッシングする、それが誠実な態度でしょうか?

人間が教育を受けるのは、野蛮から文化をしることです。そして文化を知るということの最も大切なことは、自分の言動に一貫性があることでもあります。日本人は世界でも誠実で、言動に一貫性がありました。お金のために節を曲げる人は軽蔑され、社会から追放されました。

日本では昔からお金を借りて返さないと社会から葬られました。借用証は不要で、返さなければ「お笑いになって結構です」といって、恥をもっとも恐れたのです。

今こそ、私たちは日本人の原点に帰るべきと思います。一人一人の心の中、魂の中から日本人を思い出してください。日本がどんなになってしまったのか、おひとりの女性のお話も参考になるでしょう。

「原発事故避難者mikoさんの証言 the testimony of a Fukushima Evacuee」 『YouTube』

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執筆: この記事は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年11月13日時点のものです。

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