アジアゾウ

久々の折り紙コーナーの復活です。
2年ぶりぐらいとなるでしょうか。今回は何のひねりもなく像です。（簡単に言うとリクエストがあったので。）
本来であればアフリカゾウを折りたかったのですが、耳が大きく折り出せなかったこと、ずいぶん華奢になってしまったことからアジアゾウとなりました。内部から耳を大きく折り出すの難しいなぁ。

構造は対角1/32から不規則なカドが生まれています。目標としてはゾウという重量のある生き物を折るにあたって重量感を出すことを目指しています。どうしても紙という軽い素材を使っているので重量感を出すのが難しいんです。ましてゾウという大きくてシンプルな生き物なのでどうしても紙の面がべらっと表面に出てしまいます。重量感を出すための工夫としては紙の重なりを増やすと良いので、基本的に内部カドを使用して、もともとの正方形に依存する4つカドや辺を使用しないことにします（尻尾と鼻にカドを使用。）

前足が内部カドと言いつつ4つカドに依存しているのでどうしても貧弱。まして前足の出現が体の内側からとなってしまい、体から生えている感じになっています。要修正箇所。
背中にヒダを這わすことで幅を持たせ、体が薄くならないようにしました。

後ろ足の折り出しは割と気に入っています。内部辺を背中に折り返すことによって、どしっとしたお尻が表現できたと思います。

やはりお尻に比べ上半身が寂しい。再折りが必要に思えますが今回はこれで満足。また次回（いつのことやら）。