「千年岳の殺人鬼」読了

黒田研二と二階堂黎人の共作「千年岳の殺人鬼」を読み終えました。
千年岳スキー場では、奇妙なタイムスリップ現象が噂されていた。
そこへ、オーストラリアの日本語学校のグループが訪れる。
ヘリスキーに興じる一行は、ある人物の企みでコースを外れてしまう。
突然一人が不可解な死を遂げ、さらに一行の凄惨な最期を記した“未来手帳”が出現。
殺人鬼はこの中にいるのか？

2,3日前から風邪気味で、体調がすぐれません。
こういうときに、少々込み入ったミステリを読むのは、しんどいのですが何とか読み終えました。
「Killer X」シリーズの第二弾ですね。
まいったなぁ、"ワームホール"でのタイムスリップ現象の謎が語られますし、オーストラリア人の名前が、時々混乱します。
風邪気味の頭には読むのがしんどいのですが・・・。
まあ、結局は叙述トリックをうまく使い、読者を煙に巻くわけで、どんな風に話を収束させるのか興味深々で読み進め、ラストは「それってアリかよ!」って感じです。
けれど巧く作ってあり十分楽しめますので、ミステリマニアにもお薦めです。