ささやかなJUNKER

手に入れたデジタルアイテムやジャンクPCなどを紹介したいと思います。
しかし最近はジャンクとはご無沙汰です。

"ささやかなJUNKER"氏、「ちゃらぽこ」2作品を読む。

2015-04-04 13:01:36 | Novels
ささやかなJUNKER氏は、朝松健の「ちゃらぽこ 長屋の神さわぎ」「ちゃらぽこ フクロムジナ神出鬼没」を続けて読み終えた。
中山道を江戸へ向かう白装束の男と愛らしい幼女。
二人の通るところ、作物は枯れ、大火事が起こり…あらゆる災厄がまき散らされるのだった。
妖怪長屋の大家・杢兵衛も、幼女が放ったヤクダマをのどに詰まらせ頓死してしまう!
旗本の次男坊・新次郎と妖怪たちは、厄病神を悪用せんとする奴らに、正義の闘いをいどむ!

シリーズ第3弾の「ちゃらぽこ 長屋の神さわぎ」は、冒頭からメインキャラの1人が死ぬという驚きで幕を開け、何と可愛らしい女の子の姿をしている疫病神が、子供同士、福太郎と仲良くなって遊び始めてしまうという一筋縄ではいかないという展開で、この先の予想がまったくできない。
これがこのシリーズの面白さであり、最後は疫病神の子供を決して単なる悪役にしないのである。
さて、お次は「ちゃらぽこ フクロムジナ神出鬼没」である。
飛鳥山で暢気に紅葉狩りを楽しむ妖怪たち。
その上に天から一人の仙人が降ってきた。
可愛がっていた妖怪・袋狢が逃げてしまったので、探してほしいという。
一方、江戸では不思議な仕事をする盗賊一味が世を騒がせていた。
錠前を破りもせず、蔵の中のお宝を根こそぎ盗むのだ。
どんな壁や扉も通りぬけられる袋狢も仲間なのか?

今回もメインキャラが冒頭でいきなり死ぬ(?)というとんでもない始まりで、スラップスティックなギャグの連発に、クライマックスの大混戦と息つく暇もない。
恐るべし!「ちゃらぽこ」シリーズなのである。


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