ささやかなJUNKER

手に入れたデジタルアイテムやジャンクPCなどを紹介したいと思います。
しかし最近はジャンクとはご無沙汰です。

"ささやかなJUNKER"氏、「BOSS」を読む。

2014-11-03 07:27:52 | Novels
ささやかなJUNKER氏は、堂場瞬一の「BOSS」を読んだ。
メジャーリーグベースボール(MLB)のナショナル・リーグに所属するニューヨーク・メッツは、低迷が続いていた。
テコ入れのため、ゼネラルマネージャー(GM)に、日本人の高岡脩二が大抜擢される。
39歳の彼はそれまで、メジャーの数チームで編成を担当しており、その手腕をかわれて、日本人で初めてGMに起用されたのだ。
「勝つ野球」のため、高岡は大胆なトレードを敢行。
出塁率を重視する“スモール・ベースボール”で好発進したメッツを迎え撃つのは、高岡のかつての師で、アトランタ・ブレーブスの老練GM、70歳になるアーノルド・ウィーバーだった。
グラウンドの裏側で組織(チーム)を率いる対照的な二人のBOSS。
その熱い駆け引きの行方は。日本人初のGMによるメジャー制覇は実現するのか――。

日本のプロ野球はホークスの日本一で、ささやかなJUNKER氏はほっと一段落ついた。
堂場瞬一の野球小説は実に面白い。
この作品も、氏は一気に読破してしまった。
選手を描いたものでなく、GMを描いたところが新鮮であるし、若手とベテランの二人のGMを対比しながら物語は進んで行く。
スタートダッシュに成功したメッツの歯車が徐々に狂い始めたり、ナックルボールを武器に日本人メジャーリーガーが復活したりと、いかにもという展開だが、これがなかなか読ませるのである。
お薦めである。


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