ささやかなJUNKER

手に入れたデジタルアイテムやジャンクPCなどを紹介したいと思います。
しかし最近はジャンクとはご無沙汰です。

"ささやかなJUNKER"氏、「たましくる」を読む。

2014-11-02 00:25:31 | Novels
ささやかなJUNKER氏は、堀川アサコの「たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖」を読んだ。
愛人と無理心中を遂げた双子の姉。
残された姪を預けるために弘前にやってきた幸代は、死者の声を聞く「イタコ」の千歳と出会う。
姉の死の真相を探ろうと、幸代は千歳に協力を頼むが…。
超常現象をごく論理的に解明する千歳と、おばけ・幽霊の類が大嫌いなのに霊の声を聞いてしまう家事手伝い・幸代の美女探偵コンビが、次々と起こる猟奇事件に挑む。

この世とあの世の不可思議な交錯を描いた傑作「幻想郵便局」でファンになった堀川アサコの作品である。
昭和初期の東北が舞台で、一種のゴーストハンターもののホラーかと思ったが、ミステリっぽい作品であった。
その点では当初の期待を裏切られたのであるが、比較的若い作家なのに作品舞台の雰囲気をよく出していると感心した。
単行本を読んだが、文庫化されており続編も出ているようだ。


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