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yesterday...
just a photograh of yesterday...

3月8日 (火) 温州

2005年03月08日 | CHINA 天台山巡礼
早朝に上海の空港から国内線で温州へ。
温州は意外に暖かい気候で、長袖1枚でも平気なくらい。
温州付近は外国人の観光客は少ないらしく、街にも現地の人ばかり。

まず江心寺。
随塔は800年代に建てられたとされている。クルーザーに乗って川の中央に浮かぶ島の中に建てられたお寺へ。丁度、法要が始まる所で中国のお寺の法事の様子を見る事ができた。信者さんらは皆長く赤い線香を合掌ではさんでずっと立ちながら祈っていた。お堂に入りきらない位多くの人々が来ていて、カメラを持ってうろうろしてるこちらを、不審感のある眼差しで見つめていたと思う。

バスに揺られ、妙果寺を見学。妙果寺は禅宗にとって大切なお寺らしい。日本の神社仏閣と比べ、飾りつけが黄色を主としていて華やかでした。参拝の人々は皆、自分の前のクッションのようなものに膝まずいて五体投地の礼拝を行っていた。その中、秋田先生の調声のもと円鈍章一巻。
そして秋田先生の熱弁での解説と共に境内を見て回った。築1000年なんて本当に歴史を感じる。

そして仏像を造る工場も見学。
安い賃金で雇われているだろうと考えられる人々が一生懸命に木材に向かって彫ってる姿はなんか胸が苦しくなる気がした。

温州の町は上海のように道路のきちんと舗装された場所とは言いにくく、例えば橋があっても橋に繋がる道路が無いという場所も見られた。また、川が多いのも特徴的だった。地図を見ると用水路のように張り巡らされた川が町中に広がっている。秋葉原(言い過ぎか)を思わせるような電気製品を扱ったお店の並ぶ通りもあったり、綺麗なホテルのかたまった場所も。ただ貧富の差みたいなものはあちこちで見られる。汚くて、ボロボロのボートの上で洗濯物を干してたり、何の商売してるのか分からないような店でお客を待って立っていたり。こんな場所に住めるの?と疑ってしまうような場所に生活をしていた。またところどころ山が削られているのも印象に残る。
夜はホテルのレストランでの食事だったが、隣の食卓を囲む人々がとてもうるさい。
「ビールをつげ!」とばかりにテーブルにグラスを打ちつけるわ、大声で怒鳴るわ。食文化の違いを感じずにはいられなかった。賑やかに食べてなんぼなんだろうか。やはり日本人の好みそうな無難な料理を食べていた事を食事が済んでから思った。レストランの入口には食材の調理される前の姿が並ぶ。そこには泡をぶくぶくしてるカニ、緑色のヘビ、黒ずんだ10センチ位のカエル、ピチャピチャしてる跳魚(ムツゴロウ?)、そしてカメ(スッポン?)、ナマコ、等が生きたまんまケースに入ってた(^_^;)正直エグい。四つ足なら机と椅子以外食べるっていうけど、本当でしょうか。自分は中国人にはなれないです(笑)
スーパーに地元の物を見にいくと、全てが破格だった。お菓子沢山買っても10元~20元。ただ面白いのはパッケージが日本語使ってて、日本語が間違えてるのが多い事。例えば「新しい!」ってキャッチコピーのはずが「新しり!」になってたり、「マシュマロ」が「マツュマロ」になってたり…。
ひどいもんですっ(笑)
どっからパクってきたんだか。日本語っぽい表記をすることで信用を得る、みたいなテクニックかな。
「商品化のパッケージに書く前に誰かにきけよっ」ってツッコミ入れたくなるくらい面白かったデス。