【5・6年生】字をおぼえたねこの話

ルドルフとよばれるねこは、たくさん勉強して字を読んだり書いたりできるようになりました。

そんなことを聞いたら、「どうしてねこが字を覚えたりしたの？」とふしぎに思いませんか？

答えは、ルドルフが書いた本の中にあります！

『ルドルフとイッパイアッテナ』
斉藤洋／作　杉浦範茂／絵　講談社　1987年発行

飼いねこのルドルフは、魚屋から逃げる途中トラックにのり、東京まではこばれてしまいます。
そこで、ノラねこのイッパイアッテナと出会い生き抜くための方法を学んでいきます。

※「2016年度　箕面・世界子どもの本アカデミー賞」作品賞ノミネート作品より

【中学生】勇気を持って未知の世界へ

外国人を見たこともない時代。
青い目、洋服、フォーク、パン、すべてが不思議なものとして目に映る。
アメリカに渡った初めての日本人、万次郎の恐怖や驚きを追体験（ついたいけん）してください。

　

『ジョン万次郎　海を渡ったサムライ魂』
マーギー・プロイス／著　金原瑞人／訳　集英社　2012年発行

日本開国に大きな貢献（こうけん）を果たした男は、一体どんな少年時代を過ごしたのか？
14歳で漁に出て遭難（そうなん）し、アメリカに渡り、英語や航海術を修めて捕鯨（ほげい）船員になる。
その後、帰国を決意するが…。
歴史的人物の波瀾万丈（はらんばんじょう）の少年時代、教科書には載っていない一面を描き出した物語。

※ブックリスト「YomoYomo2015」より

【1・2年生】むかしばなしはぼうけんだ！

くだものうりばに なしが ならぶきせつですね。
なしをみると、おもいだす むかしばなしがあります。

　

『やまなしもぎ』
平野直／再話　太田大八／画　福音館書店　1978年発行

びょうきのおかあさんのために、やまなしをとりにいくことになった三人きょうだい。
さいしょはたろうが、つぎにじろうがいきましたが、ぬまのぬしにのみこまれてしまいました。
さいごはさぶろうのばんです。

※ブックリスト「まだまだよんで」の【むかし、むかし…】より

【3・4年生】「かかと ととと」赤い靴（くつ）は歌う

戦争は、人々から、普通の暮らしも

ささやかな幸せも、奪（うば）ってしまいます。
どんな人でも、楽しく安らかな時を過（す）ごせるよう
平和について考えてみませんか。

『靴（くつ）屋のタスケさん』

角野栄子／作　森環／絵　偕成社　2017年発行

わたしは靴屋のタスケさんがだいすき。

すてきな赤い靴を作ってくれて、二人でおどったの。

「かかと、ととと」ってね。　

それからタスケさんは戦争にいき、赤い靴も焼けてしまった。

でも、わたしは見たの、赤い靴が歌って歩いていくのを。

※ブックリスト「よんだ？よむぞう！2018」より

【5・6年生】楽しいおはなしを読んでみよう

空想といたずらが好きなデイジーは、毎日こまってばかりいます。

デイジーのたいへんだけどゆかいな日常をいっしょにのぞいてみませんか？

『デイジーのこまっちゃうまいにち』
ケス・グレイ／作　吉上恭太／訳　ニック・シャラット　ギャリー・パーソンズ／絵　小峰書店　2010年発行

ママに家から一歩も出ちゃいけないって言われた。
あたしの人生うまくいかないことばかり……
いい機会（きかい）だからよーく考えなさいってママは言うの！
ほんとうにこまっちゃう！

※「2014年度　箕面・世界子どもの本アカデミー賞」主演女優賞ノミネート作品より