【1・2年生】がちょうをもつとふしぎなことが！

世界には、さまざまなむかしばなしがあります。
語りつがれてきたおはなしから、世界の人びとのくらしも見えてきます。

『金のがちょうのほん　四つのむかしばなし』

レズリー・ブルック／文・画　瀬田貞二／訳　松瀬七織／訳　福音館書店　1981年発行

むかし、三人のきょうだいがいました。
すえのおとうとは、ぬけ作とよばれ、いつもばかにされてばかり。
ほんとうは心ねのいいぬけ作は、森でであった小人を助け、おれいに金のがちょうをさずけられました。
このがちょうは、とてもふしぎながちょうだったのです。
ほかにも三つ、がいこくのむかしばなしがよめますよ。

※ブックリスト「まだまだよんで」の【むかし、むかし・・・】より

【3・4年生】おるすばんってさいこう！

だいすきなんだけど、げんきすぎるいたずらっことくらすのはとってもたいへん。

おるすばんもおおさわぎになってしまいます。

だって、いたずらっこたちはじっとしずかにしてられないんです！

『ヒルダさんと３びきのこざる』

クェンティン・ブレイク／文　エマ・チチェスター・クラーク／絵　むらおかみえ／訳　徳間書店　2017年発行

ヒルダさんがかえってくると、うちのなかはひどいありさまでした。

げんきなこざるたちのいたずらに、ヒルダさんはかみのけをかきむしり、おおきな声をはりあげます。

けれどある日、こざるたちはどこかへきえてしまいました。

※ブックリスト「よんだ？よむぞう2018」より

【5・6年生】気高き王 ロボ

人間がしかけたどんな罠（わな）も見破り、ともすれば、しかけた人間を小ばかにさえするような賢（かしこ）いオオカミ王ロボ。

群れの王として、仲間を守り、愛する妻のブランカを救おうとするが…。

ほんとにあったお話です。

『シートン動物記　オオカミ王ロボ』

アーネスト・T.シートン／文・絵　今泉吉晴／訳・解説　童心社　2009年発行

誰も退治することができないクルンパの谷の偉大（いだい）なオオカミ、ロボ。

人々はオオカミ王と呼びました。

シートンは牧場主から依頼を受け、ロボと対決します。

※「2017年度　箕面・世界子どもの本アカデミー賞」作品賞ノミネート作品より

【中学生】新天地をめざして

正体不明の病原体が広がる近未来の地球。

希望という名の船にのった彼らには、果たしてどんな未来が待っているのでしょうか。

『「希望」という名の船にのって』

森下一仁／著　きたむらさとし／画　ゴブリン書房　2010 年発行

12歳のヒロシは、「希望」という船で生まれ育ち、まだ地球を見たことがない。

船に暮らしているのは、謎の病原体から逃れ、地球から脱出した人々だった。

ある日、ネズミを世話している水沢博士と出会ったことをきっかけに、船の中を探ったヒロシは思いもよらないものを見てしまう。

失いかけた希望を取り戻す冒険が始まる。

※ブックリスト「YomoYomo2015」より