2020年のしめくくり

クリスマス、お正月、と楽しい行事がいっぱいの冬休みが始まります。
あたたかいお部屋でお気に入りの本を読んで、ゆっくり過ごすのもいいのでは？

2020年は、新型コロナウイルス抜きには語れない1年になりました。
「あの時、こんな本読んでたなぁ」と思い出す１冊はありますか？
2021年も、すてきな本にめぐりあえますように。

【1・2年生】しぜんにはふしぎがいっぱい

さむ～いふゆに、みることができる、ふしぎなものな～んだ？

みんなもそとにでて、さがしてみよう！

『おかしなゆき　ふしぎなこおり』

片平孝／写真・文　ポプラ社　2012年発行

みたことあるかな、やねにつもるぼうしみたいなゆき。

ゆきとこおりのおばけ、アイスモンスター。

ふゆになると、さがしてみたいものがいっぱいつまったしゃしんえほんです。

※ブックリスト「まだまだよんで」の【きれいだね、ふしぎだね】より

【3・4年生】ありがとうの気持ち

アイヌたちは、自然や道具などあらゆるものに神が宿っていると信じて大切にあつかってきました。

ものがあふれている今だからこそ読んでほしい一冊です。

『ひまなこなべ　アイヌのむかしばなし』

萱野茂／文　どいかや／絵　あすなろ書房　2016年発行

天の国からくまの姿でおりてきた神さまを、アイヌはうたげでもてなします。

そのおどり手の中に、とてもじょうずなわかものがおりました。

くまの神さまはわかものが気になって、何度もアイヌへやってきます。

さて、その正体は？

※ブックリスト「よんだ？よむぞう！ 2018」より

【5・6年生】さがしものは、水たまりの中！？

「なくしたものがどうしても見つからない！」そんなとき、あなたならどうしますか？
ひとりでさがしても見つからないなら、友だちに話をしてみましょう。

もしかしたら、その友だちのそばには、もこもこの犬がいるかも。

『衣世梨（いより）の魔法帳（まほうちょう）』
那須正幹／作　山西ゲンイチ／絵　ポプラ社　2005年発行

私の名前は田所（たどころ）衣世梨。

飼（か）い犬の花丸といっしょに道路（どうろ）の水たまりをのぞくと、ふしぎなものが見えた。

そこにはクラスメイトの公平の自転車をかくした犯人（はんにん）がうつっていた。

※「2018年度　箕面・世界子どもの本アカデミー賞」主演女優賞ノミネート作品より

【中学生】星空を見上げて

空気が透き通り、星が美しく見える冬になりました。
夜空を見上げながら、星祭りの日に始まった物語を読んでみませんか？

　
『銀河鉄道の夜』
宮沢賢治／作　田原田鶴子／画　偕成社　2000年発行

ジョバンニは仕事と勉強と家事に追われ、毎日が精一杯だった。
病気の母のために牛乳を買う途中に立ち寄った銀河のお祭りに見とれていると、汽車の音が聞こえてくる。
ふと気がつくと、なぜか泣き出しそうな幼なじみのカムパネルラとともに、銀河の旅へと出発していたのだった。

※ブックリスト「YomoYomo2015」より