【5・6年生】子どもだからって、あまくみるなよ！

おとなたちが入ってこられないような秘密基地をつくってやる！

そこは、おれたちの自由な空間だ！

『ぼくらの七日間戦争』

宗田 理／作　ポプラ社　2007年発行

明日から夏休みという日のとある中学校で、1年2組の男子全員が突然姿を消した。

それは、おとなの言いなりになんかならないぞ！という子どもたちの、念入りに計画された反乱のはじまりだった！

※「2014年度　箕面・世界子どもの本アカデミー賞」作品賞受賞作品より

【中学生】真夜中、ドアのむこうに広がる世界

ドアを開けたむこうにあったのは、真夜中にしかあらわれない不思議な庭。
トムはそこで出会った少女と素晴らしい時間を過ごします。



『トムは真夜中の庭で』新版
フィリパ・ピアス／作　高杉一郎／訳　岩波書店　2000年発行

弟がはしかにかかったせいで、トムは楽しいはずの夏休みをおじさんの家で過ごさなければならなかった。
真夜中、その家の大時計が十三時を告げる。
それに導かれ裏口を出ると、あるはずのない庭がひろがっていた。
トムはこの庭で、時空を超えた忘れられない出会いをすることになる。

※ブックリスト「YomoYomo2017」より

【1・2年生】コップとみずで、あら、ふしぎ！

みぢかにあるものが、かがくのちからでだいへんしん。

なんでだろう？ふしぎだなあ！

まるで、まほうをつかったみたいです。

『まほうのコップ』

藤田千枝／原案　川島敏生／写真　長谷川摂子／文　福音館書店　2012年発行

「ただのコップにただのみず。これがまほうのコップです。」

ほんとかな？と思ったら、ためしてごらん。

ふつうのいちごをコップのうしろにおくと、ほーら、かたちがかわったよ！

※「2013年度　箕面・世界子どもの本アカデミー賞」絵本賞ノミネート作品より

【3・4年生】ふしぎな出来事がいっぱい！

友だちになった子が、ちょっと変わった服を着ていて、いっしょにいるとふしぎなことがいろいろあったらどうする？

びっくりすることもいっぱいあるけど、なんだか楽しくなってくるんです。

『ふしぎなコウモリガサ　なのだのノダちゃん１』

如月かずさ／作　はたこうしろう／絵　小峰書店　2015年発行

帰り道に出会った全身黒ずくめの女の子は、十字架がきらいでコウモリを飼っているらしい。
「なのだ」が口グセだから、「ノダちゃん」と呼ぶことにした。

なんだか吸血鬼と似ているところが多いんだよね。

※ブックリスト「よんだ？よむぞう！2018」より