苦しい時間を全部やりすごせる、魔法の箱があったら入ってみますか?
魔法の箱が作られた古代と、現代をつなぐ物語。
魔法の箱が作られた古代と、現代をつなぐ物語。
『タイムボックス』
アンドリ・S.マグナソン/著 野沢佳織/訳 NHK出版 2016年発行
時を止めるタイムボックスに家族全員で入ったはずが、なぜか少女シグルンの扉だけが開いた。
不景気でない時代になったら自動的に扉が開く設定にしていたのに、町は草木がしげりすっかり荒れ果てている。
彼女はマルクスという子どもに助けられて、この世界でたった一人の大人、グレイスの元へ行くことに。
そこでシグルンはタイムボックスの謎に関わる壮絶な長い物語を聞くことになった。