散歩と俳句。ときどき料理と映画。

下落合図書館

もう本は買わないことに決めている。
新刊書店にも古本屋にも行くことはない。
月に一度ほど東中野のブックオフに行き、たまに文庫本を買うことはある。100円+税。
しかし読みたい本がいくつかでてきた。
近所の北新宿図書館には置いてない。

うちから歩いて5分ほどの北新宿図書館。あまり蔵書はないし、新刊も入ってこない。

あと近いのは下落合図書館である。
神田川沿いを高田馬場方面に向かって、約2.5Kmほどか。
明日からまた仕事で遠出が難しくなる。
炎天下、思い切って出かけることにした。
午後2時。いちばん暑い時刻である。
バカである。
フラフラになりながら、30分ほどで到着。

外でスマホのマップを使うとデータ通信料がエライことになるので、うちのwi-fiを使いマップのスクショを撮り、写真を見ながら目的地を探す。

やっと見つけた図書館の、三方がガラス張りの入口がわからず、ガラスにアタマをぶつけてしまう。
警備員が飛んで来て、入口はこちらですと自動ドアの前に足をやりドアを開いてくれた。

きれいな図書館である。案外新しいのかもしれない。すぐそばに富士大学というわけのわからない大学がある。

中に入ると冷房が効いていてホッとする。
2階が一般図書の開架というので、エレベーターで上がる。
いつもなら階段だが、暑さにまいって階段を使う気になれない。
北新宿図書館の二倍ほどの広さで、本の数も多い。
とりあえず棚を見ていく。
司馬遼太郎全集がドコンと並んでいる。
興味なし。
次の棚に移ると、またしても司馬遼太郎である。
今度は司馬遼太郎短編全集ときた。トホホな図書館やな。
全部の棚を見ても探している本はない。

利用者は少ない。

館内に備え付けの検索機で探すことにした。
ひらがなで著者名を打ち込む。当館にはないとのお返事。
検索対象を新宿区内の図書館に広げてみる。
該当する著者の本はない。まったく不毛の土地や。

帰りは高田馬場からシルバーパスを使って、バスで小滝橋までと考えたが、
バス停留所のある早稲田通りを渡るのが面倒でつい歩いてしまう。
バカである。喉がかわいて少し頭痛もする。いかん、熱中症かもしれん。
カネがあればどこかの店に入ってビールでも呑むのだが、
いつものように財布には小銭が数枚だけである。
情けない。スーパーのオオゼキに入って冷房を浴びながら少し休憩。
結局炎天下往復5Km歩いて帰宅。
冷房をつけっぱなしにしていた室内では、ナツとモモが幸せそうに寝ている。
冷蔵庫に一本だけ残っていた発泡酒を呑んで、晩飯の用意にかかる。

探していたのは「内村剛介全集」。
まあ、こんな本を揃えておけというのもムリな相談か。

面白かったのはコロナ対策で入り口に設置された体温を表示するモニタ。体温は36度。暑いなかを歩いてきてこの体温か。それにしてもお尋ね者のようなワタシの画像である。

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