ふしょうなブログ

ご不要になった詩は粗大ゴミでお出しください

豚飼いの歌

2005年08月20日 00時27分31秒 | 
君は知っている
自らの命のはかなさを
自らの行く末を


生後僅か百八十余日の命


それでいて綺麗好きな君は
けなげに身の回りを整えている
与えられた僅かな命のために餌を食む


君の歌う歌は豚舎の優しい寝床となって
ひとときの安らぎを紡いでいるから
暮れなずむ陽に寄せる願いは
やがて訪れる決別の涙さえ
希望への予感と姿を変えさせるのだろうか


再び巡り来る朝があるならば
もう一度君の笑顔と出会い
奏でたい命の果ての妙なる調べを


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
豚飼いの歌について (The Boys On The Rock)
2005-09-04 22:59:18
こんにちは。現代詩フォーラムではどうもです。

この詩はYockさんの詩では、一番のお気に入りです。



 >君の歌う歌は豚舎の優しい寝床となって

 >ひとときの安らぎを紡いでいるから

 >暮れなずむ陽に寄せる願いは

 >やがて訪れる決別の涙さえ

 >希望への予感と姿を変えさせるのだろうか



これはまぎれもない詩ですね。そのままこのフレーズに

酔っていたい気分です。

返信する
ありがとうござます♪ (Yock)
2005-09-05 20:46:44
The Boys On The Rockさん、遊びに来ていただいて感謝感激です。これを機会によろしくお願いします。

「お気に」に早速The Boys On The RockさんのHP登録しちゃいました。ではでは^^
返信する