名前の無い風 2006年02月03日 19時16分58秒 | 詩 野に咲く白い花の可憐さを 優しさに満ちた眼差しで 静かに見つめる心を わたしは肯定する 踏み躙られた拙い夢の儚さを 悲しみに満ちた眼差しで 静かに見つめる心を わたしは肯定する 荒々しい春嵐の予兆に 自我の闇より明日を目指し 失われた日々へ決別の石礫を捧げ 今こそ胸に秘めた思いの丈に この野原を旅する一陣の名も無き風となり あのゴライアスの首を打つ #ポエム « わたしは肯定する | トップ | 今日はばたばたしました »