五つの星と少女の鳴き砂 2006年03月04日 08時50分01秒 | 詩 あなたが大人買いした その食玩達は 誰もが寝静まる真夜中 遠い国の鳴き砂に耳を澄ます 肺の奥まで吸い込んだ 着色顔料の青色は どこまでも鮮やかで いつまでも少女の心と身体を蝕む 青い海も青い空も知らず 食玩に色を塗り続ける 二段ベッドで暮らす少女の鳴き砂 飽きたら捨てる手のひらに さらさら流れる 遠い国の少女の鳴き砂 #ポエム « 新宿区「神楽坂」 | トップ | 理想と現実の狭間で(五つの... »