赤と白のブチ 2006年03月25日 23時38分27秒 | 詩 君は頭でっかちな赤と白のブチ。ぶくぶくと 揺れるコカナダモに身を委ね、退屈そうな気 配で天を見上げる目玉に映るのはどこまでも 青い空に気まぐれな白い雲のブチ。 自慢の尾鰭を見せ付ける ように平を打ち、みずから排出した糞に当り 散らしては息巻き、撒かれた餌を当たり前の 顔で、不味そうに喰らう君は赤と白のブチ。 生きている事への感謝など思い巡らすことも、 誰かを思いやる事の大切さなど知る由も無く 楽しそうに愚痴を吐く。 君が君の大嫌いな 野良猫なら、赤と白のブチをひと飲みすれば ゲップのひとつ満足そうに吐く。 #ポエム « 夢の殻 | トップ | 決め手を持ちたい »