不断(愛のエチュード) 2006年02月06日 23時01分31秒 | 詩 いつかの君とひたすらに逢いたくて 五線譜に綴ったふたりの情愛の記憶を 休止符に挟んだ花水木の栞で辿れば 蘇る感情の起伏に今も戸惑ってしまう それは仕組まれたエチュードの調べ かじかむ指先では不確かな断片のままで 終止符は記憶の中央より足早に遠のき 去年の手帳に挟んだふたりの写真に魅入る 愛を確かめる行為と肌の触れ合いは 唐突なほどに生々しく途惑う息遣いに 概念の空はあまりにも青く 瑞々しい 確める必要など無かったのだと言い聞かせ 重なり合う太陽と月の狭間で揺れるのは 行き場を失った愛の鼓動とハッピーエンド #ポエム « したい事と出来る事 | トップ | 脚韻踏めません(汗) »