アメリカのテキサス州で旅客機が離陸に失敗し炎上した

2021年10月20日


旅客機が離陸に失敗・炎上、搭乗の２１人全員が脱出　米テキサス州


米テキサス州のヒューストン・エグゼクティブ空港で１９日午前、２１人を乗せたボストン行きの旅客機が離陸中にフェンスに衝突し、炎上する事故が発生した。

当局者が明らかにした。

２人が軽傷を負ったものの、大きなけがは報告されていないという。

地元当局者によると、乗客と乗員は全員無事に脱出した。

その後、消防が空港の外の野原で、マクドネル・ダグラスＭＤ８７型機に発生した火災を消し止めた。

テキサス州公安当局の報道官は記者団に、全員が脱出したことに関し「きょうは良い日だ。多くの人にとって祝うべき日だ」と語った。

連邦航空局（ＦＡＡ）によると、ＭＤ８７型機は午前１０時すぎ、離陸を試みようとしてフェンスを突き破り、野原で炎上した。

地元ウォーラー郡の判事によると、現時点の情報では、事故機は滑走路の端で高度をとることができず、道路を突っ切って空港のすぐ北にある野原で止まり、そこで出火したとみられるという。


判事によると、１人が背中の痛みを訴え、公安当局報道官によると、別の１人は呼吸器に問題があった。

両者とも病院に搬送されたものの、その後空港に戻ったという。

公安当局報道官によると、事故機には乗客１８人、操縦士２人、客室乗務員１人が搭乗していた。最年少の乗客は１０歳だった。

ＦＡＡと米国家運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）が共同で調査に当たる方針で、ＮＴＳＢが調査を主導する。
CNN